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コンコンと
助っ席の窓ガラスをノックする
運転席で、ぼーっとしてた大貴がそれに気づいて
ニコッと笑って、こちらを指さしている
(あ、カギ、あいてるのか)
そのまま車に乗り込むと
驚くことが起きた
「………へ？」
とてもあついあつい体温
無理やり身体を横向きにされたせいで
腰が少し痛いくらい捻られる
「…大貴？」
わたしは、大貴の腕の中に、すっぽりとハマっていたのだ。
大貴「…ごめん。 少し、だけ」
震える声でそれだけ言って
キュッと、更に彼の腕に力が込められた
その力強さと、体温の高さで
軽く、息苦しくなってきた
「…大貴、ごめ、ちょっと苦しい………」
大貴「わわっ……ごめんっ」
「いや…大丈夫なんだけど……ねぇ、どうしたの？」
大貴「あ…いや、特には……ただ、寂しかったなって」
「ふぇ？」
どういう意味なのか全く分からない理由だったけど
大貴はそれ以上知られたくなかったのか
「じゃ、帰るよ」
と言って、車を発車させた
「ねぇねぇ、大貴」
大貴「んー？」
「大貴って、潔癖症だったりする？」
大貴「え。なんで？」
「なんかね、車の中、すごい綺麗だし……なんとなく、消毒液っぽい香りがするなって」
車に入った時、朝とは違う匂いに包まれてたんだ。
朝は、彼の甘い香りが鼻をくすぐってたけど
今はそれよりも、消毒液の匂いのが強い。
大貴にハグされて、尚更そう感じた
大貴「……さぁ？ 俺はそこまででもないけど。 あ、でも光は割と綺麗好きかも」
「あ、じゃあ、光も今日車乗ったんだ」
大貴「いや？乗ってないよ」
「え…」
光は乗ってないのに、こんなに消毒液の匂いがするの？
光が乗って、そのついでに掃除でもしてったのなら分かるけど…
大貴「へ？ あ、いやいやっ！ 乗った！ 光、乗ったよ！」
「…あ、そ、そうなんだ」
慌てたように答えた大貴は明らかに怪しくて
今日はなんだか、変なことばかりだなぁと
不思議な1日を堪能した感覚だった
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ま し ゅ め ろ(プロフ) - さくらさん» 読んで頂きありがとうございます。編集作業、一旦ストップしました。全体公開していますので、ぜひご覧ください！ (9月25日 22時) (
レス) id: 6ef99db9f8 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - はじめまして！すごく面白く早く続きが気になる！って思う作品でした！もしよろしければ続きが気になりますのでパスワード教えていただきたいです！よろしくおねがいします！ (9月23日 22時) (レス) id: 355cc375d5 (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - 初めまして！とても続きが読みたいので良ければパスワードを教えて頂きたいです。よろしくお願いします。 (2020年2月29日 14時) (レス) id: b3d66c9ea1 (このIDを非表示/違反報告)
mai(プロフ) - はじめまして！すごく面白くて続きがきになります！ (2020年2月27日 2時) (レス) id: fef5646239 (このIDを非表示/違反報告)
みなも(プロフ) - はじめまして！すごく続きがきになるので、パスワード外していただきませんか…（ ; ; ） (2020年2月18日 21時) (レス) id: 091cd48b99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましゅ
| 作成日時：2017年11月12日 0時
