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それから彼と打ち解けるまでにかかった時間は
時計の秒針が、5周くらいした頃。
彼と由紀のコミュニケーション能力の高さのおかげで
あっという間に、わたしの心は開けていた。
「もう！ほんと、腹立つ。 最後にね？あいつ、『でもAの事も愛してたよ。それは今でも変わらない…』とか言って！！なんなの！？」
由紀「うわ、うっざ〜。そして、きっも〜」
大貴「なよなよしてんな。 それはさすがに男として口が裂けても言えねー事だわ。 ある意味崇拝」
「……っ」
由紀「ん？ どーした、A？」
なんだろう。
話してるうちに、段々と気が楽になっていくけど
その分、晴人への思いもぶり返してきちゃって。
でも、2人が聞いてくれたんだから。
笑わなきゃ。
「ぷぷっ…なんだか、スッキリしてきたよ！ 2人ともありがとう」
由紀「ほんとー？それならよか…「嘘つけ。」
「え？」
由紀の言葉に割って入った大ちゃんは
コンっと
少し乱暴にグラスを置いた
その手をわたしに向けたかと思えば
くいっと、二の腕を掴んで彼に引き寄せられる
「わっ…な、なに？」
大貴「無理して笑ってんなよ。 辛いんだろ、本当は」
「…そ、そんなことは」
大貴「俺らなんかに気遣うなよ。 泣きたいなら泣け」
「…」
そんな事言われたらさぁ。
もちろん、涙腺は崩壊するんだけど
それだけじゃなくて。
「うぅ……」
大貴「ほらほら。 胸、かしてやるから」
「…うわぁぁ、んっっ」
もっと好きが増しちゃうじゃん。
なんだか非常に悔しくて
きっと、お高いのであろう彼の洋服に
思いっきり顔を押し付けて、涙も鼻水をぜーんぶなすってやった。
それでも、大ちゃんは嫌がることなく
むしろ、そっとわたしを包んでくれて、
泣き止むまで、ずっと背中をさすってくれていた
彼の香水の香りと、彼の体温は
まるで毒林檎をついばんだかのように
ピリピリと、わたしの心臓を指してきたんだ。
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蛇心仏口 - ユーチューブから来ました！とてもかっこよかったです！ (2018年5月14日 1時) (
レス) id: d4848b5142 (このIDを非表示/違反報告)
涼介と私。 - 初めまして！この小説、オス岡にキュンキュンしながら読ませていただきました♪( ´θ｀)ノとっても面白かったです♪これからも頑張ってくださいっ！！！ (2018年4月24日 21時) (レス) id: 5cab866d3c (このIDを非表示/違反報告)
らいち(プロフ) - 遅くなったけど、完結おめでと！オス岡堪能させて頂きました笑(*´ω｀*)この後の事までちゃーんと想像しちゃったよ。笑。素敵な作品をありがと！毒林檎、連載お疲れ様！ (2018年1月25日 23時) (レス) id: 811908695b (このIDを非表示/違反報告)
由依 - 完結おめでとうございます。最後までハラハラして面白かったです(*≧∀≦*)これからも応援しております☆ (2018年1月22日 19時) (レス) id: 0583577ad2 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 完結おめでとーー！！！いやぁ、由紀ちゃん(漢字あってる？！多分、違う 笑) 最後の最後まで展開が予想出来なくて 最終回はきゅんきゅんさせていただきましたよ♪ いやぁ、ありがとうね きゅんきゅんさせてくれて、とりま 完結おめでとう！！ (2018年1月22日 17時) (レス) id: e387359238 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましゅ
| 作成日時：2017年11月10日 17時
