微かな光

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臣side___




俺は正直Aが脱退するって言ったことが受け止めきれてない

でも、Aが言ったとおり
この1年Aと一緒にいて楽しく過ごせた思い出なんかない




Aが嫌いかと聞かれれば今の俺は嫌いと答えるかもしれない

じゃあどこが嫌いかと聞かれたら
たぶん、いや、確実に答えられない

あいつは歌もダンスも完璧で
ちゃんと周りのことを見てて気遣いもできる

考えれば嫌いなところなんて見当たらない





俺らがガキだったんだ.....









HR「まず、お前らちゃんと状況理解出来てるか？」


三「.....」


TK「なんとか言ったら？」









TAKAHIROさんも相当怒ってる.....

そりゃそうか.....

俺らはそれだけのことをしたんだよな.....









NT「俺は正直混乱してます。まさか脱退するって言うと思ってなくて.....それに、あそこまで嫌われてるとは.....」


TK「Aはお前らのこと嫌いなんて一度も言ったことねぇよ。」


NT「え？」









俺もビックリした



いや、俺や直人さんだけじゃない

他のメンバーもビックリしてる









TK「あいつはお前らのこと好きだよ、今も。あんな言い方してたけど、あれは感情的になったから。EXILEの皆といる時は前みたいに臣くんとか直人くんって呼んでたし、ボイトレの後はよく登坂や今市の話してたよ。」









信じられなかった.....


俺らはなんも悪くないAにキツくあたって、逆にAに嫌がらせをしてた瑠依に味方してたのに.....


Aに嫌われてもおかしくないのに.....









AK「お前らまじで1年間Aの何見てたわけ？なんで誰もアイツの味方してやんねぇんだよ！なんでアイツだけ悩んで苦しまなくちゃいけないんだよ！」


HR「AKIRA落ち着け」


AK「っ.....すいません...」


HR「AKIRAも言ってたけど、なんで誰もAの話聞かなかった？」


臣「.....Aの違うて言葉を否定したあとじゃ、聞くに聞けなかったです.....」


隆「それに、結構キツイ言い方したから.....」









そんなのは言い訳だった

ただ、あんなこと言ったから自分から聞くのは
俺のプライドが許せなくて、

俺がちっちゃかっただけだ.....


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