#10 與那城奨 年上彼氏 ページ15
まだイルミネーションがいくつか輝く街で、
いつもと同じ場所に座り、ギターを取り出し歌う。
基本的に人々はスマートフォン片手に急ぎ足で通り過ぎるか、大切な人と並んで見向きもせずに歩いていく。
たまに、曲に聴き入り、涙する人もいれば、ただぼぅっと見ているだけの人もいる。
「お兄さん」
1曲歌い上げ、特に人がいない中、1人の少女が俺に声をかけた。
よく見かける制服。近くの高校の生徒だろう。
ただ、他の生徒と違い、どこか落ち着きがある。
「歌上手いね。いつもここで歌ってるの?」
「ありがとう、まぁ基本的にはここら辺で歌ってるね。」
「ふぅん、お兄さんの声素敵なのに、みんな忙しいからって見向きもしないのは勿体ないね。」
驚いた。少女も急ぎ足で通り過ぎる人々と同じ類だと思っていたら、凄く悠々とした表情でいた。
「ねぇ、明日も来ていい?」
「うん、待ってるよ。」
少女は、ありがと。と一言零して、軽く微笑み夕暮れの街へ消えていった。
98人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
てる - 読者の皆様大変申し訳ありません。作者の不手際でアカウントログアウトしてしまい、ログイン出来なくなってしまったので更新は終了となります…ご愛読ありがとうございました。 (2020年8月14日 16時) (レス) id: 8016221eec (このIDを非表示/違反報告)
推しはヒチョン - 発想力が乏しいので、お任せします。ヒチョンさんの作品があることが嬉しいので。 (2020年2月1日 9時) (レス) id: 2f509fd299 (このIDを非表示/違反報告)
輝(プロフ) - 推しはヒチョンさん» ありがとうございます、具体的なリクエストはありますか?無ければ完全に私独断になりますので、よろしければご返答願います。 (2020年1月31日 19時) (レス) id: cebf547678 (このIDを非表示/違反報告)
推しはヒチョン - ヒチョンさんの話を書いてくださりありがとうございました。もし、よかったらまた違うテイストでヒチョンさんの話を書いていただきたいです。 (2020年1月31日 17時) (レス) id: 2f509fd299 (このIDを非表示/違反報告)
mimi(プロフ) - 嫉妬しちゃう蓮くんリクエストですお願いします。 (2019年12月30日 1時) (レス) id: a90bdc83e3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:輝 | 作成日時:2019年12月1日 17時