NCTの紅二点３ (ページ12)

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No.112 苛立ちページ12

Taeyeon's side

光が、アイツにぶつかって。

転んだ。

転んだというか、激しく身体を床に叩きつけた感じ。

目は開いていて、何か話そうとはしていたが、

呼び掛けに対して応答がなかった。

そして、気を失った。

JY『光…？』
TE『光！』

YN『疲れて寝ちゃったんじゃないですかぁ？』
YT『確かに、最近忙しかったし！そこら辺に寝かせとけって！』

TY『…救急車呼べ。』

TY『早く！！！』

光は、病院に搬送された。

突然の事でよくわかんなかったと思う。

俺もよくわかんない。

だって、光が練習中にこけるなんてよくあった事だ。

でも、今回はちがう。

WN『…俺、中国で中国舞踊やってた時。友達が技に失敗して、こんなふうになった時１回ある…』

TY『なん、だって…？』
WN『と、友達が、地面に身体強打して、体が不自由になる寸前の状態になって…』

TY『光が本当にそうなったら、どうするんだよ…』

JH『…テヨニヒョン。』
TY『ん？』
JH『あの女、本当になんなんですか？』

優しいジェヒョナの口調が荒い。
かなり怒ってる。(それもそうだろうな)

JH『ユタヒョンも、あの女になぜかずっとデレデレしてましたし。何より練習しないんですよ。練習しないで、ユタヒョンと話してばっかりいて、絶対うまいなんて思えない。』

TY『…俺もそう思った。』

あの女にも腹が立つけど、

TY『…でも、何よりユタが一番腹立つ。』

信頼してたんだけどな…ユタ。