私？私は…新選組一番組組長の嫁です（弐）

35話目:芸妓 ページ4

か…髪が重い…

はしやら何やら色々つけられ見事に芸妓さんとなりました←

総司め…巻き込みやがって…

この姿でいじめてやる！！

千鶴ちゃんが先に座敷の方に入っていった

おぉ、という歓声が聞こえたが千鶴ちゃん可愛いからほら！みんな惚れるでしょ！！

私は…

「嫌っ！！」

君菊「皆さん待っとりますよ？」

「いーやー！！！」

みんなの前に行くのを拒んでいた

恥ずかしいじゃん！

すると君菊さんが耳元で

君菊「沖田はんを照れさせるいい機会ですよ？」

う…どうしよう

悩んだ末、行くことにした

座敷に入り恥ずかしいため顔をそらした

「これでいいんでしょ」

平助「似合ってるじゃん！」

永倉「だな！酌してくれy…あ…」

沖田「新八さん？」

黒い…総司黒いよ…

ちょっと来てと総司に腕を引っ張られ退室した

「そ、総司！どうしたの」

沖田「いいから」

…怒ってる？怒らせるようなことしたかな…

元いた部屋から離れている部屋に入り抱きしめられた

沖田「Aの可愛い姿誰にも見せたくなかった…」

いや、しろと言ったのはあなたでしょ！？

沖田「すごく…似合ってる。かわいいよA」

「ｯ…」

顔が熱い…総司に仕返しするためにこの姿になったのに私が照れてどうするのよ！！

「ちょ…ちょっと夜風に当たってくる！！」

恥ずかしすぎて総司を押し部屋の外へ出た

走って出てきたため道がわからない

「あっ…あれ…どこここ…」

どうしよう、迷子になった

浪士「おっ、別嬪さんがおるなぁ」

浪士「新入りか？」

浪士「俺らにも酌してくれよ」

しまった…浪士たちに捕まった

刀もない何も出来ない私はただの女…

「はっ…離して！」

浪士「俺達に逆らおうって言うのか！？」

浪士「いい身体してるなぁ…奉仕でもいいんだぜっ！」

無理やり連れ込まれた部屋…人気がないためあまり使われていないのだろう

浪士の1人が私の着ている着物に手をかける

やめて…

「いやっ！総司ｯ助けてｯ…」

抵抗するも男と女じゃ勝てるわけがない

浪士「たすけを呼んでもここには誰も来ねぇよ」

そんな…やだ…いやだ…

総司以外の人に触られるのは嫌っ！！

「離して！おねがい！」

やめる気配もなく…ただ涙が出てくる

？？「ふ〜ん、楽しそうなことてるね、僕も混ぜてよ」

声が聞こえた後、浪士の1人が倒れて死んでいた

浪士「なっ！」

浪士「てめぇ…」

走り回ったのか汗をかいている総司…

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