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「Aちゃん昨日ぶり〜」
「あれ知ってる顔が集まってる」
やって来られたのは、作間さんと橋本さん。
この2人は毎回大金を使う方じゃないけど
猪狩さんや井上さんの懐が寒い時に限ってやってきて
大金を使っていく方達。
「てかこれ何のイベント？」
「え、知らないで来たの？」
「うん、来る予定じゃなかったから優斗は知ってんの？」
「まぁ、ほぼ俺のためのイベントだし」
「あー、なるほどね笑」
イベントのチラシを見て笑う作間さん。
橋本さんは
「こんなイベントしなくても夜触ればいいのに」と
ぼそりと呟いてたけど
それは聞かなかったことにしておく。
もう手持ちがない猪狩さんを押しのけて
私の隣に座る作間さんと橋本さん
「ねじ込まれてるの胸ばっかりじゃん」
「ほんと、えっ ちだね、」
そう言いながら作間さんはおしりのポケットに
橋本さんは太ももの近くのポケットに
お札をねじ込んできた。
『んっ』
「「声かわいすぎ」」
『ふっ、だめですよ』
そんな2人の手をどけるように手を重ねてると
「げ、みんな来てんじゃん」と言いながら
井上さんが入ってきた。
作間さんと橋本さんを押しのけて
隣に座ってきた井上さんは私の身体にねじ込まれた
お札たちを見てふっと笑った。
「パッと見でも俺が持ってきた額の方が上じゃん」
『えぇ！井上さん凄い！』
「別に金額とか関係無いだろ…」
この中でもあまりお金を使わない�盒兇気鵑�
不服そうにしている
そんな様子を見て井上さんは
意味のわからないというような表情を浮かべた。
「何言ってんのお前」
「え？」
「俺らとAちゃんの関係はお金でしか成り立ってないの」
「そんなこと」
「そんなことないって？それ本気で言ってる？」
「くっ」
「アフターだって同伴だってこの店での関係があるからしてもらえるんだよ？」
「…」
「想いは金で伝えんだよ」
そう言って�盒兇気鵑�ねじ込んた額の
倍近い額をお札を胸にねじ込む井上さん。
その光景を見ていた�盒兇気鵑�
悔しそうな表情を浮かべていた。
結局1番ねじ込んだ額が多かったのは井上さんで
「現金派で良かった…」と嬉しそうな表情をしていた。
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作者名：うみ | 作成日時：2023年10月9日 22時
