CRAZY LOVE (ページ3)

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『猪狩さんこんばんは、いつもブルーディの次の日はいらっしゃらないのに今日は大丈夫なんですか？』

「実は明日届くはずだった新しいクレジットカードカードが今日届いたんだよね、てことは会いに行かないとじゃん？」

『えー！そうだったんですね！でも程良くお願いしますね、そろそろ猪狩さん破産しますよ〜？』

「それは大丈夫」

『その自信どこから来るんですか〜』

いつものように軽口を叩いていると

隣の卓で飲んでいる井上さんから視線を感じて

これはだいぶ拗ねているなと思ってると

「エンジェルのホワイトをボックスで2つ」と注文が入った。

「もー、瑞稀くんだるいって」

「何が？お前が先に言ったんでしょ？被りは伝票で殺すんだって」

「っ、」

『ちょっと、瑞稀くんも蒼弥くんも落ち着いて！』

「「おい、黒服…」」

「はい！アルマンド2本ずついただきました～！」

それからソウレイ、クリュックと続くシャンパン合戦に

私はハラハラしながら見守った

結局の勝ったのは猪狩さん。

クレジットで支払う猪狩さんに対して

井上さんは現金派、井上さんいわく

「現金の方が貢いでる感あるじゃん？」との事

だから手持ちの底が来たら井上さんは何も頼めなくなるの。

「くそっ、俺がアフター貰うはずだったのに…」

「瑞稀くんもいい加減クレジット作ればいいのに」

「お金は目で見える方が貢いでる感出るだろ、はぁ、俺のオムライス…」

『また今度作ってあげるから元気出してください、ね？』

「ん"ー、絶対だからな」

『はいはい、約束です！』

こうして営業は終わり

アフターでは猪狩さんおすすめのBARに行ったり

家まで送っていただいたりした。