8. 無 ページ10
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『 …っ、なにも…すてられた、だけです 』
エンマ「 …!そうか……話せる時が来たら俺とカイラに話してくれ。」
『 …… 』
軽蔑されないか、
そんな思考が一瞬よぎるも振り払い、私は静かにこくんと頷いた、
はずだった
私の体は拒否する様に首を横に振った
駄目だ、私はまだこの人達を信用出来てない。
家に連れてかれるのも少し抵抗がある、やっぱ今からでも断ろう
エンマ「 …… 」
眉毛を八にするエンマさん。…困らせちゃったかな、
『 やっぱ、いいです 』
エンマ「 …!? 」
カイラ「 …それはどういう事だ?」
『 エンマさんの家に、住むの…やっぱりお断りします、』
カイラ「 ……本当にそれで良いのか。」
『 …はい、迷惑掛けたくな…
エンマ 「 なぁ、行ってから考えてみねぇか? 」
『 …へっ?!……ひ、ぁ…はい、』
エンマさんはしゃがみ込んでる私を軽々とお姫様抱っこをした。
自分の体が宙に浮く感覚で悲鳴を出しかけた口を抑えながら、
連れてく気満々なエンマさんに逆らえなく思わず “ はい ” と返事をしてしまった
カイラ「 適当で強引だな 」
エンマ「 ふは、そうだな 」
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私は今までの疲れか人に抱っこされて歩くたびに揺れる振動すら揺りかごの様に感じてしまい
いつの間にかすやすやと寝ていた様だ
うっすらと目を開くとそこは見知らぬとても広い部屋に居た
え、…どこですか。
きょろきょろと周りを見渡すとどうやは私はベッドに寝かされていて、
そのベッドはかなり豪華なベットだ
恐らくド偉いさんのベッド…
いつも使ってる布団と比べ物にならないぐらいふかふか過ぎて
一瞬雲の上にいるかと思うぐらいふかふかだった
こんな綺麗なベッドを汚すと思い、起き上がりベットから離れる。
よくよく見れば泥だらけで土まみれで濁っていた肌は透き通る様な肌になって髪の毛はさらさらに…
いつもの汚い服は知らない綺麗な真っ白な服を着せられて、傷や痣には包帯や湿布が貼られていた。
誰がここまで…?
……これ、なに?
私は右手に付いてる金属のブレスレットの様な物に違和感を感じた。
その場に立ち尽くして腕を見詰めていると、ガチャッと扉が開く音が聞こえた。
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サナ - ´むぅ`さん» 凄いですね(笑) (11月26日 13時) (レス) @page32 id: 8678ad65e9 (このIDを非表示/違反報告)
´むぅ`(プロフ) - サナさん» 森林化してますね、多分👍✨ (11月23日 0時) (レス) @page32 id: 2c6b8de15a (このIDを非表示/違反報告)
サナ - ´むぅ`さん» それ、もぉどっちも死んでんじゃないですか!(゜ロ゜;ノ)ノ(笑) (10月14日 22時) (レス) id: 8678ad65e9 (このIDを非表示/違反報告)
´むぅ`(プロフ) - 彩華姫さん» 本当ですか…私のこんな文才でもかっこいいって言ってくださりありがとうございます😭✨ (10月14日 8時) (レス) id: 2c6b8de15a (このIDを非表示/違反報告)
´むぅ`(プロフ) - サナさん» 一世紀後くらいですかね!?(は)冗談でも嬉しいです、ありがとうございます🥰 (10月14日 8時) (レス) id: 2c6b8de15a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:´むぅ` | 作成日時:2023年5月31日 10時