24. 幸せ ページ26
エンマ「俺に抱き締められてなんて思った?」
『…えっと、その、ちょっと怖いなーって思ったかな…?』
エンマ「なるほど…。これは悪魔で俺の推測だが、負の感情によってその呪いは進行するのではないか?」
『え?』
エンマ「悪魔で俺の推測だ。それに詳しくはよくわかんねぇから、結果が出るまで近くの所に飯でも食いに行かねーか?」
『…えっ!行く!』
本当に分からないのか頭をぽりぽりと掻くと、ご飯に行かないかと提案される。
丁度お腹が空いてたし、妖魔界のご飯がどんな味なのか気になっていたので頷き出掛ける支度をし始めた。
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支度が終わり、エンマさんと外に続く廊下を歩いていると丁度カイラさんが廊下の角から出てきた。
『あっ、カイラさんだ』
カイラ「何だ、俺だけ一人を置いて二人でラブラリデートに行くのか?」
エンマ「ちげーよ、なんでそうなんだよ!!てかラブラリデートってなんだよ」
なんて話すかと思いきや、ふざけてるのか真面目に云ってるのか分からない話題にすかさずエンマさんがツッコミをいれる。
カイラ「そんな事も知らんのかエンマ!!」
カイラさんは嘲笑う様に大声で返す。半分笑いながら言ってるからもうめっちゃ馬鹿にしてる様に見える(
エンマ「おう、知らねぇ。てか、バカにしてるだろ!?」
カイラ「それよりA。何処に行くんだ?(無視)」
エンマ「おい、無視すんな」
『…?外だよ!』
エンマ「大雑把過ぎだろ」
カイラ「カレー屋か…では、私も行こう。」
エンマ「おい。カレー屋なんてワード1つも無かったろ。」
カレー……?
エンマさんはさっきからツッコミをいれてて疲れたのか、苦笑しながら1つ小さな溜め息を付いた。
『エンマさん、大丈夫?』
エンマ「ん…?あぁ、大丈夫だ!」
『…エンマさん、カイラさん』
エンマ「ん?」
カイラ「どうした」
『その…カレー、食べてみたい!』
カイラ「!」
エンマ「…!!良いぞ!じゃあ早速行くか〜!」
『やったぁ…!』
カレーと言う物を食べた事が無かったので、私が勇気を振り絞って食べたいとエンマさんにお願いするとと少し目を見開いてカイラさんと目を合わせるがすぐ笑顔に戻り、良いぞと嬉しそうな表情で答えてくれた。
その表情で私も嬉しくなり、思わず釣られて笑顔になった。
こんな幸せな時間、初めて
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サナ - ´むぅ`さん» 凄いですね(笑) (11月26日 13時) (レス) @page32 id: 8678ad65e9 (このIDを非表示/違反報告)
´むぅ`(プロフ) - サナさん» 森林化してますね、多分👍✨ (11月23日 0時) (レス) @page32 id: 2c6b8de15a (このIDを非表示/違反報告)
サナ - ´むぅ`さん» それ、もぉどっちも死んでんじゃないですか!(゜ロ゜;ノ)ノ(笑) (10月14日 22時) (レス) id: 8678ad65e9 (このIDを非表示/違反報告)
´むぅ`(プロフ) - 彩華姫さん» 本当ですか…私のこんな文才でもかっこいいって言ってくださりありがとうございます😭✨ (10月14日 8時) (レス) id: 2c6b8de15a (このIDを非表示/違反報告)
´むぅ`(プロフ) - サナさん» 一世紀後くらいですかね!?(は)冗談でも嬉しいです、ありがとうございます🥰 (10月14日 8時) (レス) id: 2c6b8de15a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:´むぅ` | 作成日時:2023年5月31日 10時