20. 理由 ページ22
『……え?わ、私ですか…?』
私のせいでエンマさんは倒れたの…?
なんで、
私の頭はたった一言で埋め尽くされていた。
『…な、なんで、』
ぬらり「……Aさんの存在自身が大王様の倒れる理由になってるのではないので安心してください。」
ぬらりさんは戸惑っている私と違い、落ち着いた口調で倒れた理由について詳しく教えてくれた。
実は私は会った頃から顔に妖力でアザの様な物が付けられていた様で、
エンマさんはそれを薄くするために妖力を分けて隠してくれていた、または効果を一時的に薄めていた…
とのこと。
ぬらり「ですが、その妖力で付けられたアザの様な物ですが…
かなり強い妖力で付けられているのか簡単には消えないのです。」
『…そうなんですか、』
ぬらり「大王様はかなりの妖力をお持ちですが、それ以上の妖力なのです。
ですから少しずつAさんに分け与えているうちに、気付かず妖力をあげすぎて…今に至ります。」
『その、妖力とやらを分け与える以外に方法は無かったんですか…?』
私がそう尋ねるとぬらりさんは顔を歪めて、視線を足元に向けうつむいてしまった。
ぬらり「実はそれが残念ながら今のところ無いのです…
そのアザの様なものの正体すら分からなく、処置に困ったのですが大王様が妖力を送ると薄まると言い始めまして…。」
『えっ、何も分からないのに…?』
ぬらり「…はい。長々と語りましたが私は実際聞いただけなので本当かは分からないんですがね…」
『そうなんですね…』
ぬらりさんは私の方へ顔を上げて苦笑いをすると、すぐにエンマさんの方へと視線を戻した。
ぬらり「……(大王様はAさんについて、何か知ってらっしゃるのかも…)」
『……』
その後はぬらりさんに疲れただろうし今日はもう寝てくださいと云われ、自分の部屋に戻りふかふかのベットに潜って静かに眠りに付いた。
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オリジナル要素いれてみました…!
なんだろう…なんか、書くのが楽しくてつい1日に3話更新しちゃいました…!!>ω<;
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サナ - ´むぅ`さん» 凄いですね(笑) (11月26日 13時) (レス) @page32 id: 8678ad65e9 (このIDを非表示/違反報告)
´むぅ`(プロフ) - サナさん» 森林化してますね、多分👍✨ (11月23日 0時) (レス) @page32 id: 2c6b8de15a (このIDを非表示/違反報告)
サナ - ´むぅ`さん» それ、もぉどっちも死んでんじゃないですか!(゜ロ゜;ノ)ノ(笑) (10月14日 22時) (レス) id: 8678ad65e9 (このIDを非表示/違反報告)
´むぅ`(プロフ) - 彩華姫さん» 本当ですか…私のこんな文才でもかっこいいって言ってくださりありがとうございます😭✨ (10月14日 8時) (レス) id: 2c6b8de15a (このIDを非表示/違反報告)
´むぅ`(プロフ) - サナさん» 一世紀後くらいですかね!?(は)冗談でも嬉しいです、ありがとうございます🥰 (10月14日 8時) (レス) id: 2c6b8de15a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:´むぅ` | 作成日時:2023年5月31日 10時