１７. 送る ページ19
〜大ガマside〜
大ガマ「……」
『……』
土蜘蛛「…もうこんな時間だ、お主の家まで送ろう。」
気まずい空気が流れる中、その空気を裂くように口を開いたのは土蜘蛛。
そう云うと土蜘蛛は俺に目線を送った、送るついでに家を覚えようってか？
『えっ…良いんですか？』
土蜘蛛「あぁ…」
大ガマ「こんな可愛い女の子一人で帰らせるのも心配だからな！」
『わ、わざわざありがとうございます…！で、でも…』
途中まで云うとAは恥ずかしそうにしながらうつむいた。
大ガマ「でも…？」
土蜘蛛「？」
『自分の家がどこかわかんなくて…！あ、でも自分の家と言うか人の家何ですけど…』
土蜘蛛「家の主はなんと言う名だ？」
『エンマさんです』
大ガマ「あのエンマ大王様か…？」
耳を疑った。まさかあのエンマ大王様が人間の娘を自身の元へと置いているなんて…。
すると、Aの背後から光る玉が出現しその中から赤い服を着た金髪の男が出てきた。
俺達はすぐひざまつき頭を下げた。
土蜘蛛&大ガマ「「エンマ大王様…」」
エンマ「いい、頭を上げろ…。今は大王ではないからな…」
Aの視線は此方ではなくすぐにエンマ大王様の方へと向いていた。
『…！エンマさん！』
エンマ「…探したぞ、A」
『ごめんなさい、散歩してたんです…』
エンマ「帰るぞ」
『…！は、はい』
エンマ大王様はAに笑顔を見せてから優しく手を引っ張って、光る玉を出してぴたりと足が止まった
エンマ「大ガマ、土蜘蛛礼を言う」
土蜘蛛「少し此方が引き留めただけです」
大ガマ「A、また話そーぜ」
『…うん！』
Aは小さく手を振ってくれると大王様と一緒に、光る玉の中へと消えて行った。
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サナ - ´むぅ`さん» 凄いですね(笑) (11月26日 13時) (
レス) @page32 id: 8678ad65e9 (このIDを非表示/違反報告)
´むぅ`(プロフ) - サナさん» 森林化してますね、多分👍✨ (11月23日 0時) (レス) @page32 id: 2c6b8de15a (このIDを非表示/違反報告)
サナ - ´むぅ`さん» それ、もぉどっちも死んでんじゃないですか！(゜ﾛ゜;ﾉ)ﾉ(笑) (10月14日 22時) (レス) id: 8678ad65e9 (このIDを非表示/違反報告)
´むぅ`(プロフ) - 彩華姫さん» 本当ですか…私のこんな文才でもかっこいいって言ってくださりありがとうございます😭✨ (10月14日 8時) (レス) id: 2c6b8de15a (このIDを非表示/違反報告)
´むぅ`(プロフ) - サナさん» 一世紀後くらいですかね！？（は）冗談でも嬉しいです、ありがとうございます🥰 (10月14日 8時) (レス) id: 2c6b8de15a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：´むぅ` | 作成日時：2023年5月31日 10時
