１４. 記憶 ページ16
＿＿＿A、すまない…許してくれ
だれ…？何なの、これ…
暗闇に包まれたまま聞こえる誰かの声、必死に走ってるのか揺さぶられてる感覚に、砂利を踏む音。
私の…記憶なのだろうか。暗闇の中で全く何も見えず、寒くて声も発せない状態で、ただただ耳を澄まして聞くだけ
＿＿＿身勝手なお父さんを…許してくれ…
＿＿＿すまない、A…っ。Aは此処に居てはいけない…
お父さん…？この人が？…此処に居てはいけないって、どういう事？
＿＿＿お父さんは、＿＿＿様に逆らってしまった…未来きっと危ない事が起きる…！
草木が激しく揺れる音や風の音で肝心な所が聞き取れなかった。
何に逆らったの…？危ない事って、何？
＿＿＿どうか、父さんの事を忘れないでくれ
＿＿＿必ず、迎えに行くからな…！
そこからぷつりと音が切れ、辺りが光に包まれた。
あまりの明るさに目を瞑り光が弱まると薄く目を開き、同時に声が聞こえた。
手に温もりを感じて視線を向けると、どうやら誰かに握られてるみたいだ。
？「A…？起きたのか…？」
『……エンマ、さん…？』
エンマ「あぁ…そうだ、」
『ここは…私の部屋…？な、なんで…』
エンマ「あぁ…実は、疲労が溜まって倒れたんだよ。…無理させて悪かった、本当にすまん。」
エンマさんは私の手を握り締める力を強めて、座ったまま申し訳無さそうに頭を下げた。
『えっ、いやいや…！自分の体調に気付けなかった私が悪かったから、謝らないで…？』
エンマ「…わかった。じゃあ、次から体調悪い時はちゃんと言ってくれ。じゃないと今回みたいに気付けず連れまわしちまう。」
『わかった、…次からそうします。』
エンマ「…ん。…疲れたろ？今日はもう寝ろ。お休み…。」
『うん、お休みなさい…』
エンマさんはそう云うと手の平を私の顔まで持って行き、目を覆った。
視界を手で覆われると眠気がどっと押し寄せてきて、私は静かに眠りについた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿
＿＿＿
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サナ - ´むぅ`さん» 凄いですね(笑) (11月26日 13時) (
レス) @page32 id: 8678ad65e9 (このIDを非表示/違反報告)
´むぅ`(プロフ) - サナさん» 森林化してますね、多分👍✨ (11月23日 0時) (レス) @page32 id: 2c6b8de15a (このIDを非表示/違反報告)
サナ - ´むぅ`さん» それ、もぉどっちも死んでんじゃないですか！(゜ﾛ゜;ﾉ)ﾉ(笑) (10月14日 22時) (レス) id: 8678ad65e9 (このIDを非表示/違反報告)
´むぅ`(プロフ) - 彩華姫さん» 本当ですか…私のこんな文才でもかっこいいって言ってくださりありがとうございます😭✨ (10月14日 8時) (レス) id: 2c6b8de15a (このIDを非表示/違反報告)
´むぅ`(プロフ) - サナさん» 一世紀後くらいですかね！？（は）冗談でも嬉しいです、ありがとうございます🥰 (10月14日 8時) (レス) id: 2c6b8de15a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：´むぅ` | 作成日時：2023年5月31日 10時
