11. 妖怪? ページ13
『 確か、…ぬらりひょんって妖怪でしたよね?エンマ大王…とかも。』
私は、三人を不思議そうに見詰める
もし仮に妖怪だとしたら怖いんですけど
エンマ「 あぁ、そうだぞ。黙ってて悪かったな。……改めて、俺はエンマだ 」
カイラ「 …私は、蛇王カイラだ。この妖魔界の大王を務めている 」
ぬらり「 私は簡単に言いますと、エンマ大王様の側近です 」
『 よ、妖魔界…大王…側近…!?』
ワア!妖怪ダッター!!
『 帰ります 』
扉に歩いて行く私をエンマさんがするとお腹に手を回して、ひょいっと持ち上げられる
この力持ちが!!!!
『 ちょ…っ!!』
エンマ「 お前に帰る家なんてあるのか?」
なんか言い方酷くないですか、エンマさん
『 えっと…ないです、』
エンマ「 なら暫く此処に住むんだ!」
そのままエンマさんは、ニカッと笑顔を向けてきた。
私は、また内心嫌々と駄々をこねながらもこく…と頷いた。
恐るべしエンマさんの笑顔。
その様子を呆れた様に見ていたぬらりさんとカイラさん。
突ったってないで助けてくれたって良いじゃん!!
なんて言いたいけども、その言葉を飲み込みエンマさんに下ろして貰った私は
ぬらりさんが付いて来いって言うから渋々着いて行く。
長い廊下を外の景色や自然を眺めながらゆっくりと進んで行く。
森に暮らしてたと言う事もあって木があまりないのは違和感だけど
そう言えば此処妖魔界って言うんだっけ?
来る時疲労で寝ていてよく外の景色を見ていなかったな…
お散歩したいなーなんて私がぼやぼや考えている内に着いたのか、ぬらりさんは部屋の扉の前で足を止めた。
ぬらり「 此処がAさんのお部屋になりますので…暫くは此方でお過ごし下さい。」
『 わ、私の……ありがとうございます 』
ぺこりとお辞儀をして部屋の扉を開けて入ると中々広いお部屋だった。
私が部屋の中をくるりと見渡したと同時にぬらりさんが口を開いた。
ぬらり「 お部屋の確認が出来ましたら、お散歩でもすると良いですよ。」
『 え、良いんですか!?』
ぬらり「 はい。…あ、申し訳ないですが許可はご自身から取りに行ってくださいね 」
『 はい!わかりました!…それと、ありがとうございます 』
多分、ぬらりさんは外を眺めていた私を見て気遣ってくれたんだろう。
笑顔でお礼を言うとぬらりさんは、1つお辞儀をしてエンマさんの所に戻って行ってしまった。
『 ぬらりさんは優しい人で良かった…』
?「 俺も優しい人だろーが 」
『 …え?』
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サナ - ´むぅ`さん» 凄いですね(笑) (11月26日 13時) (レス) @page32 id: 8678ad65e9 (このIDを非表示/違反報告)
´むぅ`(プロフ) - サナさん» 森林化してますね、多分👍✨ (11月23日 0時) (レス) @page32 id: 2c6b8de15a (このIDを非表示/違反報告)
サナ - ´むぅ`さん» それ、もぉどっちも死んでんじゃないですか!(゜ロ゜;ノ)ノ(笑) (10月14日 22時) (レス) id: 8678ad65e9 (このIDを非表示/違反報告)
´むぅ`(プロフ) - 彩華姫さん» 本当ですか…私のこんな文才でもかっこいいって言ってくださりありがとうございます😭✨ (10月14日 8時) (レス) id: 2c6b8de15a (このIDを非表示/違反報告)
´むぅ`(プロフ) - サナさん» 一世紀後くらいですかね!?(は)冗談でも嬉しいです、ありがとうございます🥰 (10月14日 8時) (レス) id: 2c6b8de15a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:´むぅ` | 作成日時:2023年5月31日 10時