ブラコンで何が悪い (ページ2)

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『いやー、あれが1番可愛かった、記憶の中じゃなくて形にしたい、でも私だけ知ってるってのも良い…』
「何ブツブツ言ってんの？」
『あ、お母さん、聞いてよ優斗がさ…』

お母さんにさっき優斗に問い詰められたことを伝えると悪巧みを思いついたような表情である提案をしてきた。

「なるほど、拗ねてるのが可愛いと、でもさ、白のペンラ振ってあげてデレデレに喜んでる優斗を見るのは貴方的にどう？」
『貴方は天才か、採用』

そう、うちのお母さんは姉→→→→←弟の構図が大好きらしく、優斗が生まれた時に私が言った天使発言には(これは将来有望…)と1人ウキウキしていたらしい。

「これはAがトイレ行くって立った時に優斗がもう遊んでくれないと勘違いしてAの服をつかみながらギャン泣きした時」
『かわっ、』
「これはAが優斗にご飯をあげたときに、『おいしい？』に対して「おいち！」って言ったから、Aが胸を抑えてるところ」
『今も苦しい…』
「Aが応援に来るまで不調だったのに、来た途端ホームラン打って満面の笑みでこっちを向く優斗」
『無理っ、』

突然始まった天使×姉写真集の鑑賞会、私の3歳までの写真に比べて1年の写真の枚数が爆発的に増えたのはお母さんの趣味だったりする。私からすると覚えてない頃の推しの写真が見れて最高。