第5話・東の海 ページ7
『失礼しま〜す……』
中へと続く扉を開けると
雑に床に放り出されたサンジ
ゆっくりしゃがみ、ふわっとした髪に少し触れる
『おぉ〜……』
金色の髪はよく手入れされているようで
ふわふわでサラサラで指がよく通る質の良い髪だった
『……』
「ん…」
『あ、おはよ』
「！！！」
寝ぼけた顔が可愛い
しかし、Aの顔を認識すると、目がピンク色のハートになり
表情が変わってしまった
『あ〜、大丈夫そうだね…よかったよ！』
「もしかしなくても俺を心配してくれてたッ！？」
『うん』
「なんて君は優しいんだッ♡」
『あははっw』
「メロリ〜〜〜〜ン♡♡♡」
もう少しウブな反応をしてほしいと願望はあるが
この反応も可愛くて可愛くて可愛いので許すとしよう
『そういえば、サンジ君とは自己紹介してなかったね』
「他の皆にはしたのかい？」
『したよ、君が倒れてる間にね！』
『私は、ハイルピア・A』
「Aちゃん…いい名前だぁ♡」
『で、あっちの男がファケル・レオ』
『よろしくね、サンジ君！』
「よろしくね〜♡Aちゅわ〜〜ん♡」
やはり彼は、極度の女好きらしい
語尾にハートが見える程だ
『でさ、返事はどう？』
「返事？」
『そう、返事！』
「あァ……」
「……Aちゃんにはすまねェが……」
『そっかぁ……』
「交際は…できねェ。でも、君のような素敵なレディに告白されて嬉しかったよ」
『え、じゃあ結婚出来るんだね！？』
「え？」
『私は"交際を前提"って言ったからね！交際が断られるのは想定済み！』
その言葉を聞き、ポカンとするサンジ
それを見て、Aは愉快そうに笑う
ただの悪戯なのだが、信じてしまってるようだ
『サンジ君？』
「……」
『流石に嘘だよ……ごめんね？』
「Aちゃん……心臓に悪い嘘はつかねェでくれ……」
安心したように胸を撫で下ろしタバコに火をつける
悪い事をしたな。と反省した
『でも、君に惚れてることは事実だからね』
「え」
悪戯な笑みを浮かべそう言うと
顔が一気に林檎のように真っ赤になる
さっき付けたタバコを落としそうになっていた
『ぇ…』
好きだ。と言った事は嘘だと思われていたみたいだ
その真っ赤に染まった好みすぎる顔にAは
『…』ﾊﾞﾀｯ
「え！？Aちゃん！？」
勢い良く床へと倒れた
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ruka40983988(プロフ) - きな粉もち猫さん» こちらこそです！応援してます！ (8月19日 0時) (
レス) id: 0653f385d5 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉もち猫(プロフ) - ruka40983988さん» コメントありがとうございます！！とても励みになります！！更新頑張ります(*'ω'*) (8月19日 0時) (レス) id: 8ffe08dcc0 (このIDを非表示/違反報告)
ruka40983988(プロフ) - 今投稿されている所まで読みました！！とても素敵な作品で、ページをめくる手が止まりませんでした笑最高です！！更新楽しみにしてます✨ (8月18日 22時) (レス) id: 0653f385d5 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉もち猫(プロフ) - Fさん» コメントありがとうございます！！！更新頑張ります！(￣^￣)ゞ (8月1日 18時) (レス) id: 8ffe08dcc0 (このIDを非表示/違反報告)
F - サンジさん大好きなので嬉しいです。( *´艸)赤面可愛いんだろうなぁ。更新楽しみにしてます‼️ (8月1日 15時) (レス) @page4 id: 19cc797338 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きな粉もち猫 | 作成日時：2023年7月26日 0時
