第21話・謎の少女と龍 ページ23
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「これも頼めるかい？Aちゃん」
『は〜い』
正気に戻ったAはサンジの隣に立ちながら食器を洗っていた
手渡された汚れたフライパンに洗剤を付け
ゴシゴシと洗いながら後ろで繰り広げられる会話を聞く
「そういえば、アピスは何で海の上を漂流してたの？」
「海軍の船から逃げ出してきたの」
「海軍の船から？」
「3日前の嵐の夜に…」
彼女が何故海軍の船に乗っていたのか
その理由は言えないと少し暗い表情をした
「どこから来たかぐらいは教えてもらえない？」
「えっ？あ…うん」
「私ね、軍艦島の人間なの」
「え！！軍艦島！？」
『軍艦島…』
「知ってるの？レオ、A」
「知ってる…よな……？？」
『ん、地図出せる？』
「えぇ」
ナミの前の机に広げられた地図
水で濡れた手を布で拭いて
Aは
“軍艦島”形が軍艦に似ているからそう呼ばれている
「ここ？」
『うん』
「へぇ、
「……あなたはどうしたい？」
「え？」
「軍艦島へ帰りたい？」
「私達はこのままだと
「私ね、せっかく助けてもらって迷惑かけちゃうけど」
「私は島に帰りたい！」
真剣な表情で話すアピス
船長も行きたいらしく、航路は軍艦島へと向いた
．
「おーい！後方に船が見えるぞ！！」
「あ！！何てこった！ありゃ海軍の船だ！！」
ウソップが指差す方を見ると、たくさんの青い海軍の船がこっちに向かっていた
アピス曰く、あれは第8支部の船らしくアピスが逃げ出してきた所のようだ
瞬間船から大砲が撃たれ、メリー号の真横に落ちて水飛沫をあげる
海軍の船から声が聞こえてきた
《海賊船に告ぐ！直ちに停船せよ！》
《今のは威嚇だ！次は命中させる！》
「アピス、下の船室に行ってな」
「うん」
サンジに言われ向かおうと前を向いたアピス
しかし、上に止まっているカモメを見つめて静止してしまった
「どうした？アピス」
「風がくる…大きな風が来るって」
「！！ゾロ、帆を南へ傾けて！ウソップとサンジ君は面舵いっぱいで！」
そうナミに言われ困惑しながらも準備しに向かう
数秒後
突風が南へ向かって吹いた
ぐんぐんと船は前へ進む
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ruka40983988(プロフ) - きな粉もち猫さん» こちらこそです！応援してます！ (8月19日 0時) (
レス) id: 0653f385d5 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉もち猫(プロフ) - ruka40983988さん» コメントありがとうございます！！とても励みになります！！更新頑張ります(*'ω'*) (8月19日 0時) (レス) id: 8ffe08dcc0 (このIDを非表示/違反報告)
ruka40983988(プロフ) - 今投稿されている所まで読みました！！とても素敵な作品で、ページをめくる手が止まりませんでした笑最高です！！更新楽しみにしてます✨ (8月18日 22時) (レス) id: 0653f385d5 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉もち猫(プロフ) - Fさん» コメントありがとうございます！！！更新頑張ります！(￣^￣)ゞ (8月1日 18時) (レス) id: 8ffe08dcc0 (このIDを非表示/違反報告)
F - サンジさん大好きなので嬉しいです。( *´艸)赤面可愛いんだろうなぁ。更新楽しみにしてます‼️ (8月1日 15時) (レス) @page4 id: 19cc797338 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きな粉もち猫 | 作成日時：2023年7月26日 0時
