第20話・謎の少女と龍 ページ22
「やっと笑ったわね！」
「あっ、ナミさん♡」
声がした方を見ると
開いたドアには3人の船員達
そこにすごい足音を出しながら走ってくる男が1人
「ゴラァ！！A！！」
『あ！カードゲーム弱い人だ〜！』
「はぁぁぁ！？！？！？うっざ！！」
『そんな怒鳴ってる暇あったら、必勝法でも勉強したらどうですかぁ？』
「はぁ！？！舐めてんのか！？」
「はい、紅茶です♡Aちゃん」
『あ、可愛い。好き』
「！？」
「聞けよ！！」
「はぁ……ま、少なくともこの船は、あんたが考えてるような海賊船じゃないわよ」
「安心しなさい！」
「！」
すっかり明るくなった表情
明日には色々聞けそうだ
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夜明け前
出航する為に準備に勤しんでいた船員達
そんな彼らの耳に
ドカンッ!!!
と爆発音がキッチンから届いた
扉から黒い煙と一緒に出てきたのはさっきの少女
「あ…」
「おーい、一体何やらかしたんだ？」
「食事の用意をしてたの！！」
「みんな！ご飯できたよ！」
「おぉ！メシか！！」
「どんなメシなんだよ……」
『あはは…』
．
食卓に置かれていたのは何か黒いモノ
ちゃんと人数分フォークとナイフが置かれている
「へ、へぇ〜これ、あなたが作ったの？」
「うん！！」
「なかなか……あの…個性的な見栄えだねぇ！」
「いっただきまーす！」
助けてもらった上に食べさせてもらったお礼として
“お手伝い”をしたらしい
皆それぞれ何か言いながら、作ってくれたからと料理を口に含んだ
瞬間、海に響き渡る悲鳴
辛さが口を支配する
コップに入れられた水を一気に飲み干した
そんな皆を見て少女も食べてしまったらしく顔を真っ赤にした
「おい、せっかくこの子が作ってくれたんだ残すなよ」
「「げ！？！？」」
「うるせぇ！」
改めて名前を聞くと、彼女はアピスと言うらしい
とても可愛らしい年頃の女の子だ
彼女には料理以外のお手伝いをしてもらう事にした方がいいかもしれない
「あんた達…パクパク食べてるけど……大丈夫なの？」
『ん〜？うん〜……へ？』
「Aちゃん！？」
「カモメは黄色！」
「あ、ダメだこいつらァァ！！！」
彼女達にはもう意識はないらしい
幻覚までも見さすアピスの料理
恐ろしい…
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ruka40983988(プロフ) - きな粉もち猫さん» こちらこそです！応援してます！ (8月19日 0時) (
レス) id: 0653f385d5 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉もち猫(プロフ) - ruka40983988さん» コメントありがとうございます！！とても励みになります！！更新頑張ります(*'ω'*) (8月19日 0時) (レス) id: 8ffe08dcc0 (このIDを非表示/違反報告)
ruka40983988(プロフ) - 今投稿されている所まで読みました！！とても素敵な作品で、ページをめくる手が止まりませんでした笑最高です！！更新楽しみにしてます✨ (8月18日 22時) (レス) id: 0653f385d5 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉もち猫(プロフ) - Fさん» コメントありがとうございます！！！更新頑張ります！(￣^￣)ゞ (8月1日 18時) (レス) id: 8ffe08dcc0 (このIDを非表示/違反報告)
F - サンジさん大好きなので嬉しいです。( *´艸)赤面可愛いんだろうなぁ。更新楽しみにしてます‼️ (8月1日 15時) (レス) @page4 id: 19cc797338 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きな粉もち猫 | 作成日時：2023年7月26日 0時
