第12話・ローグタウン ページ14
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『にーしーろー……これだけ下さい！』
「まいど！嬢ちゃん太っ腹だね！！おまけにこれも上げちゃう！」
『ありがとうございます！』
紙袋に入れられた色々な工具、木材、釘……
その上に元気なおばちゃんからクッキーが5枚乗せられた
パンパンに詰まった袋を抱え、扉を開ける
『ごめんね〜サンジ君。待たせちゃって』
「俺なら大丈夫さ。Aちゃんが幸せなら♡」
『あ、好きィ…お詫びにクッキーあげる』
「なんて君は優しいんだ♡Aちゅわん♡」
いつも通りの可愛さに癒されつつ
再び歩き出そうと足を踏み出した時
「探したよ！サンジ！」
と女性の声が背後から聞こえた
クッキーを咥えながら後ろへ振り向く
「うん？」
『？？？』
「10年間！」
フラメンコの踊り子の格好をした女性
個性的な格好と目立つ声の大きさで
一気に人々からの注目が向いた
「彼女の名はカルメン！」
「
「情熱の女。人は“炎のカルメン”と呼ぶ」
「「「オーレ！！！！！」」」
ポーズを決めた個性的な男女三人
一番弟子のレオと、二番弟子のホセ
そして炎のカルメン
個性的すぎる格好、髪型、顔に
町の人々はもちろん、サンジやAまで固まっていた
「あぁぁ！！！なんてお美しい♡♡♡」
「「「「ドヒャーーーーーー！！！！！」」」」
「貴方のような美女が僕を探してらしたとは！！」
その一言の意外さに、町の人々は一気にずっこける
“女性”と言う所で察してはいたが……
やはりそうなってしまった
「あぁ！僕はなんて幸せ者なんだ♡お会いできて光栄です♡」
と目をハートにしながらカルメンの手を握り、跪く
『はぁ……』
ため息混じりにそれをじっと眺めていると
後ろからトントンと肩を叩かれた
『ん？』
「嬢ちゃん！」
『うわっ！？』
「彼氏さんがあんなことしてていいのかい！？」
『え？いや！彼氏じy』
「ダメだよ！ちゃんと捕まえとかなきゃ！」
『だから彼s』
「後悔したら遅いよ！嬢ちゃん！！」
『だから彼氏……？貴方は！』
そう言ってよくよく姿を見てみると、見覚えのある女性
橙色の三角頭巾を頭に付けたちょっとふくよかな…
『！！さっきのおばちゃん！！！ッ！？！？』
「誰がおばちゃんじゃ！！！お姉さんとお呼び！！！」
『すいません……』
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ruka40983988(プロフ) - きな粉もち猫さん» こちらこそです！応援してます！ (8月19日 0時) (
レス) id: 0653f385d5 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉もち猫(プロフ) - ruka40983988さん» コメントありがとうございます！！とても励みになります！！更新頑張ります(*'ω'*) (8月19日 0時) (レス) id: 8ffe08dcc0 (このIDを非表示/違反報告)
ruka40983988(プロフ) - 今投稿されている所まで読みました！！とても素敵な作品で、ページをめくる手が止まりませんでした笑最高です！！更新楽しみにしてます✨ (8月18日 22時) (レス) id: 0653f385d5 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉もち猫(プロフ) - Fさん» コメントありがとうございます！！！更新頑張ります！(￣^￣)ゞ (8月1日 18時) (レス) id: 8ffe08dcc0 (このIDを非表示/違反報告)
F - サンジさん大好きなので嬉しいです。( *´艸)赤面可愛いんだろうなぁ。更新楽しみにしてます‼️ (8月1日 15時) (レス) @page4 id: 19cc797338 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きな粉もち猫 | 作成日時：2023年7月26日 0時
