第9話・ローグタウン ページ11
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「ふ〜ん……何でだ？」
「えぇ？いや、な？A」
『は！？何で私！？』
「その訳はね…「よぉし！！分かった！！じゃあ正面から行く事にしようか！」ちょっと！話聞いてた！？」
「だって面白そうじゃねェか！それに正面から入った方が絶対気持ち良いだろ？」
満遍の笑みを浮かべるルフィに頭を抱えるナミ
常識が通じないこの船では相当な苦労人だ
「それよりさ、まずどっか島に寄って肉を手に入れようぜ〜！肉肉！！」
「島か〜」
「だったらここが良いんじゃねェの？」
レオが地図に指差したのは小さな島
『ローグタウンがある島だね〜良いと思うよ』
「色んな店があるしな！」
リヴァース・マウンテン近く、
“ローグタウン”
別名“始まりと終わりの町”
海賊王ゴールド・ロジャーが生まれ、処刑された町である
「…海賊王が死んだ町」
「行く？」
「あぁ、見てみてぇ。ワンピースを手に入れた男が、この世の全てを手に入れた男が」
「生まれて、そして死んだ町を」
．
無事にローグタウンの港に着き
一味は続々と船から降りていく
Aも船から降りゆっくりと地に足をつけた
久しぶりの感覚に少しフラついてしまったが
横から差し出された手を素早く握る
『危なかった……ありがと〜サンジ君』
「Aちゃんの為ならこの男サンジ！いつでも駆けつけま〜す♡」
支えに握られていた手は離され、少し名残惜しく感じてしまう
それに気づいたのかサンジは
Aの手をもう一度握りながら微笑んで言った
「手ならいくらでも握るよ、マドモアゼル」
『え』
「そこのバカップル〜！早く来なさいよ〜！！」
「はぁ〜〜い♡ナミさん♡」
『……』
顔に熱が集まるのを感じる
頭の整理が出来なさに船の前でしゃがんでしまった
「お〜いA〜……またかよw」
『え？は？…何あの顔…ずるっ』
「あっはっはw」
落ち着くのは数分かかりそうだ
まだ鼓動がよく耳に響いている
『っ〜…』
「あっはっはw」
『くっそぉ………』
「恋する乙女の顔になってたぞww」
先に見えるローグタウンの入り口で
わちゃわちゃと騒いでいる麦わら一味の後ろ姿
『…』
「さ、行こうぜ〜w」
頬を叩き痛みで気持ちを切り替え、麦わら一味の方へ向かう
しばらくサンジの顔は見れなさそうだ
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ruka40983988(プロフ) - きな粉もち猫さん» こちらこそです！応援してます！ (8月19日 0時) (
レス) id: 0653f385d5 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉もち猫(プロフ) - ruka40983988さん» コメントありがとうございます！！とても励みになります！！更新頑張ります(*'ω'*) (8月19日 0時) (レス) id: 8ffe08dcc0 (このIDを非表示/違反報告)
ruka40983988(プロフ) - 今投稿されている所まで読みました！！とても素敵な作品で、ページをめくる手が止まりませんでした笑最高です！！更新楽しみにしてます✨ (8月18日 22時) (レス) id: 0653f385d5 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉もち猫(プロフ) - Fさん» コメントありがとうございます！！！更新頑張ります！(￣^￣)ゞ (8月1日 18時) (レス) id: 8ffe08dcc0 (このIDを非表示/違反報告)
F - サンジさん大好きなので嬉しいです。( *´艸)赤面可愛いんだろうなぁ。更新楽しみにしてます‼️ (8月1日 15時) (レス) @page4 id: 19cc797338 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きな粉もち猫 | 作成日時：2023年7月26日 0時
