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偉大なる航路(グランドライン)の玄関口



“ローグタウン”別名“始まりと終わりの町”



町は人で賑わっていた














朱狐【うわ!あれ美味そう!あれも!】




この脳内に響く謎の声は、神様こと朱狐。


訳あって融合した神


この世界に転生してからはや13年経ち


少しずつこの世界の常識に慣れつつある




朱狐【あ!そうだ!A!】


『ん〜?』モグモグ


朱狐【もう原作始まってるって知ってた?】


『ゴフッ………え”?』




いきなり言われた真実に食べていたものを噴き出しそうになってしまう


私達はこれも訳あって、麦わら一味って奴らから逃げている


原因は一味の中にいる黄色の瞳をした女


少し前まで育てていた子だ


海軍の襲撃で離れてしまった




『え、やば……』


朱狐【面倒臭い事になる前に、出ないといけないね!】


『でも……色々買わないといけないしなぁ…』


朱狐【ま、取り敢えず武器の手入れをしてもらってるし、武器屋行こ!』


『うい〜』





人掻き分けて預けている武器屋まで歩く


何故か今日は嫌な予感がする


気のせいだと良いのだが…

















ガチャ





中には緑髪の男と、メガネをかけた黒髪の女がいた。


緑髪の男は刀を探しているようだ。




ゾロ「〜?」


タシギ「〜!〜!!」



朱狐【……】



しかし、武器屋に入ったきり喋らなくなってしまった朱狐


一体どうしたのだろうか




『すいません』


「おぉ!お客様!磨き終わっていますよ!」


『どうも、ありがとうございます』



ニコニコと棚の中から短い剣を取り出す


ピカピカと光っていた


丁寧に磨かれた短剣を受け取り、振り返って扉へ進む




朱狐【急げ!】


『え?』




ガチャン



『どうしたのさ?急に喋らなくなるし、急かすし』


朱狐【あの緑髪!あいつ麦わら一味だよ!】


『えぇ!?!?マジで!?』


朱狐【確か……ロロノア・ゾロだったかなぁ?】




三つのピアス、緑色の腹巻きをつけている男


確かに、常人とは雰囲気が違った






しかし、あの子と会わないうちに早くこの島を出た方がいいかも知れない


まだ空は明るいし荷物も揃っている




『……』


朱狐【……ぇ】


『……』


朱狐【ねぇ!】


『!?何?』


「おい嬢ちゃん…ぶつかっといてそれはねぇんじゃねぇか?」



朱狐の声にハッとし前を向くと、ニヤニヤとする大男と3人の取り巻きが立ち塞がっていた

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作者名:きな粉もち猫 | 作成日時:2023年4月29日 16時

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