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◇5 ページ7

なんやかんやして女の子を保護し、数日後……




朱狐【う〜ん……】


『どうしたのさ?』


朱狐【いや……何でもないよ】




神様は女の子を助けてからずっとこんな感じで、


テンションが変わりすぎでこっちが風邪ひきそうだ


コンコンッ

『は〜い』


?『しっ…失礼しますッ!』

ガチャ



入ってきたのは、すっかり風邪も治り元気になった女の子


見た目の割にとてもしっかりしていて、敬語も使っている




?『えっと……あの時は助けてくれてありがとうございました!』


『元気になってよかったよ〜!!』


?『改めて挨拶したいと思いまして……私の名前はユキですッ!3歳ですっ!』


『ユキちゃんね!私はA。よろしくねぇ』


ユキ『はい!よろしくお願いしますッ!』


朱狐【ユキ………う〜ん……】




緊張してカチコチだった表情は


少し穏やかになって笑顔がとても増えている


3歳でこんなできるもんなのだろうか、それともこの子が特殊なだけか




『所で、何であの船の所にいたの?』


ユキ『えっと……海軍に追われて、捕まってたんですけど……』
 『どこかに送られる途中に嵐にあった感じです!』


『え!?海軍に捕まってたの!?』


ユキ『はい……』




やはり、何かあるようだ


というか、3歳から海軍に追われるなんて


波瀾万丈な人生だと思う




朱狐【ね、ちょっといい?】


『ん?あ、ちょっとここで待っててくれる?』


ユキ『?はい!』


ガチャン



『んで、どうしたの?神様』


朱狐【あの子の事でちょっと分かった事があったんだけど…】


『…』


朱狐【あの子も転生者かもしれない】


『なるほど?何で?』


朱狐【Aと同じ、転生特典がついてるし…どうやら”夢主“ってヤツかも】


『え”』


朱狐【いや、だってやばいよ!?オーラが!】




神様が言うには、あの子の周りには色々なものがついているらしい


「まさに“夢小説の夢主”!という人生を送りそう」だそうだ


関わったもの全てに何か降りかかるみたいな




『え、待ってそれだったら私も……』


朱狐【うん。やばい】


『やばいの拾っちゃったかなぁ…』


朱狐【だからねぇ…多分、彼女が登場する夢小説ってやつに、君もキャラクターとして出てるんだと思う。
 【どこの立ち位置かはわからないけどね】


『いやぁぁ!!怖!』


朱狐【ま、頑張ってくれよな☆】




そう言ってビビらせて来る朱狐を今すぐ殴りたくなった


ムカつく

◇6→←◇4



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作者名:きな粉もち猫 | 作成日時:2023年4月29日 16時

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