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◇4 ページ6

無事に武器も買えて湖の辺りまで戻り、切り株に座る


バックにパンパンに詰めたご飯を頬張りながら


気になっていた事を聞いた




『そういえば、ここは何の世界なの?』モグモグ


朱狐【あぁ、言ってなかったね!】

【ONE PIECEだよ!先の”ベリー“も証拠だね!】


『え、何でONE PIECE?』モグモグ


朱狐【え、A、だって買い物してたじゃん】


『え、待って、そこからもう運命なの!?』


朱狐【うん!ていうか好きじゃ無いの?】


『お母さんが好きなんだよね…』

『私は、聞いたことはあるけど…見たことはないや』モグモグ


朱狐【まじ?うっわぁ…好きだと思ってここにしたのに……】




がっかりとした声色が、脳内に響いた


確か、ONE PIECEは麦わら帽子の男の子が


主人公だったようなそうでないような




朱狐【ま、でも転生しちゃったからね!戻れないよ!】


『えぇ……何かすぐタヒにそう……』


朱狐【大丈夫だって!転生特典にプラスして僕までついてきてるからね!】


『まぁ……確かに、いいナビだし』


朱狐【せめて神様と言って欲しいよ!】




そんな事を話していると、一番星が見え始めそうな暗さになった


この世界の空はすごく澄んでいて、星もよく見えそうだ。




『ちょっと散歩しよ〜』


朱狐【海まで行く?】


『行く!何か流れついてたりしないかなぁ〜』























_____________






__________






_____






















夜の海はとても暗く、月光が一直線に伸びている


キラキラと輝く水面に、星が反射していた




『うわ、なんか吸い込まれそう…』


朱狐【本当だね〜!】


『海は久しぶりだなぁ』




しばらく、海岸に沿って歩いていると


何か大きな船が流れ着いていた




朱狐【何の船だろう?】


『何かないかな?武器とか』




大分時間が経っているのかボロボロで、木片がそこら中に転がっている


帆のようなものも流れ着いていた




朱狐【お〜!これは海軍の船だね!!】


『海軍!?でっかい船に乗ってるんだなぁ……』




?『だ…れ……』




中へ入ろうとした時、船の中から声が聞こえた


幼い女の子の声。声が掠れていてよく聞こえない




『え、何!?』


朱狐【見てみよう!!悪い予感はしないよ!】




神様を信じて、陰からそっと中を覗いた


3歳ぐらいの女の子


痩せ細っていてボロボロなまま倒れている




『え!大丈夫!?』












◇5→←◇3



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作者名:きな粉もち猫 | 作成日時:2023年4月29日 16時

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