なんかすごい奴と航海するらしい【ONE PIECE】 (ページ4)

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朱狐【いやぁ………自然豊かだねぇ】

『そうだねぇ…………いやいやいや』

朱狐【うん？】

『何で脳内に声が響いてるの！？ていうかお前どこ！？！？』

朱狐【正確には君の中だよ！】

『中！？』

朱狐【えっと……僕って神様でしょ？】

『え？はい』

朱狐【神様って概念みたいな物だからさ…転生する時、君に組み込まれちゃったみたい！】

テヘペロ！っと効果音を出していそうな雰囲気で、言う神様

本当に神様とは思えない。いや、思わない

思えるわけがない

『いやいやいや！！！やばいよ！何が「組み込まれちゃったみたい！」だよ！』

朱狐【僕も困ってるんだよ〜？でも、もう戻らないと思う☆】

『はぁ！？！？何で！？』

朱狐【えぇ？だって〜そこの湖で自分の容姿見て見てよ！】

『え？…』

ゆっくりと湖へと足を進め、そっと覗き込む

水面に反射したのは……

『え？いやいや………は？』

朱狐【やばいよね〜！本当に！】

『やばいどころじゃ無いわ！！！』

自分では無かった

真っ白な耳。真っ白な尾

中性的な顔。橙色の目が見つめてくる。

『うっそぉ……なんの耳だよ…』

朱狐【あ〜多分…もう…僕達、離れられない運命だね☆】

『え、キモ』

朱狐【普通に傷つく！】

『はぁ…受け入れるしかないんだろうな…』

朱狐【その通りだね☆】

【まず、取り敢えず近くの街に行って、装備を整えよう！】

『はぁ…』

確かにそうした方がいいだろう。服はボロボロ、お腹も空いている

とてもこんな状態では、何も行動出来ない

『いや……お金ってあるの？』

朱狐【あるよ！いくらでも！】

『え”まじで！？』

朱狐【え、うん…めっちゃ食い気味…】

『よっし！！！じゃ、街に行こう！！！！！』

朱狐【ナビゲートするよ〜】

『よろしく〜ナビ君♡』

朱狐【ナビじゃないから！！】

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案内されて辿り着いたのは、とても発展している大きな街

路地裏から様子を覗いて見ることにした

『すごい…本当に発展してる…！』

朱狐【本当だね〜お店が沢山！】

『今すぐにでも買いに行きたいけど…………この尻尾と耳どうしようか………』

朱狐【う〜ん………あ、あのボロ布使ったら？】

視界の端に映っていた、茶色いボロボロの布

汚いが隠すにはちょうど良さそうだ