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真っ白で永遠に続きそうな空間
体が透けている私はそこにいた。
?「なっはっはっはっは!!!!」
『……え?』
?「元気かい?一城A君!」
いきなり現れた全身真っ白な人
金色の花の冠をかぶっているイケメン
『え、いや、元気かなんて問われても。私はタヒんだはず……』
?「はっはっはっ!混乱してるようだね〜?そうだよ!君はあの世界から消えたんだ」
『は?』
?「あるクジで君に決まってね!!」
『え?』
?「“転生”…する事が…ね」
ニヤリと怪しい笑みを浮かべ、周りをふわふわと飛ぶ
怪しすぎる。まず転生する事をクジで選ぶのだろうか
『て……転生……』
?「そう!転生!実感が湧かない?」
『え、まぁ………』
?「だよね!いきなり言われたもんねぇ」
『……えっと……まず……貴方は……?』
?「僕は神様だよ!名前は朱狐!」
『神様………』
朱狐「そう!神様!」
『えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!???』
朱狐「うわぉ!?びっくりした………」
『か………神様!?』
朱狐「え、うん。そんな驚く所かい?夢小説、漫画、その他諸々とかで読んだことない?」
『え、それいっちゃう?』
朱狐「ま!そんな事はどうでもいいんだ!!取り敢えず!君には転生してもらうから!」
『え“』
朱狐「このボタンを押すと〜」
ポチッ
その音が響くと、背後に黒い渦が生まれた
全てを吸い込みそうな真っ黒な渦
朱狐「行ってらっしゃい!!」
『え!待って待ってあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!』
どんどん黒い渦に吸い込まれていく。
何故か、神様と一緒に。
『えぇぇ!お前も来んの!?!?』
朱狐「違う!違う!!ハプニング!!」
朱狐「『あぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!』」
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………い
お…………い
朱狐【おーーーーい!!】
『うわッ!?』
頭の中から聞こえてくる大きな声と共に、思いっきり上半身を起こした
目に入るのは大きな木と湖。夢では無いようだ
『はッ………?』
地面から生えている緑色の草
パタパタと、小さな蝶が飛んでいる
草の感触がある。生きている
どうやら………本当に転生してしまったようだ
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作者名:きな粉もち猫 | 作成日時:2023年4月29日 16時