夢日記【ONE PIECE】 (ページ5)

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今日も今日とて、いつもの様に巡回する。

『おぉ、クジラ君。久しいな』

ﾌﾞｫｫｫｫｫｫ

翼が生え、真っ白なクジラが彼の目の前に来ていた。

嬉しそうに大きな声で彼に向かって鳴く

ﾙﾌｨ「お〜い！！名前〜！！！」

『おぉ』

何処からか、そんな声が聞こえる。

砂浜の端の方から走ってきている少年の姿

『やはり……不思議だ』

ﾙﾌｨ「名前〜！」

とても伸びたゴムの様な手で

ぐるぐると巻かれ抱きつかれた。

『ほう……悪魔を食ったのか？』

ﾙﾌｨ「悪魔？」

『あぁ、悪魔の実』

ﾙﾌｨ「あ！おう！結構前から食ってたぞ？」

『へぇ……興味深いな』

つい数年前に作ったベンチに腰掛け

海を眺めながら骨付き肉を頬張る

彼はまた、冒険の続きを話してくれた。

どうやら”ロロノア・ゾロ“という仲間が出来たらしい。

剣士で珍しい三刀流であり、頼もしい仲間だという。

『そうか。仲間が出来て良かったな』

ﾙﾌｨ「おう！」

『お主なら、すぐに集まりそうだ』

10人仲間にすると宣言した彼

今の所順調な様子だ

ﾙﾌｨ「これでおれ合わせて3人だな！」

『ロロノア君以外にも仲間が？』

ﾙﾌｨ「お前だ！名前！」

『……なるほど…』

ﾙﾌｨ「なんだ？ならねぇのか？」

『いや、ならせて貰おう。夢の中でしか会えないかもしれないが』

ﾙﾌｨ「おう！よろしくな！！」

『あまり、外では口に出さない方がいいだろう』

ﾙﾌｨ「分かった！！」

何とも珍しい仲間が出来たルフィ。

彼は“夢の番人”を仲間にしてしまった。

しかし、元気に返事をしてくれたが心配はいらないだろう

意識が覚醒すると、ここの記憶は消えるのだ

彼は寂しそうに微笑む

『そろそろ時の様だな。お主とならまた会えそうだ』

ﾙﾌｨ「おう！じゃあな！！」

いつものように粒子となって彼は消えた。

シーンと静まり返る島

『ふむ…お主が来すぎて、寂しさが残る様になってしまった』

静かな風も感じないこの島に。

夢の生物は漂う。

ここは夢の中の最果て。