4,カフェで ページ4
_貴方side_
「あ、ここです」
「うわ〜!めっちゃ綺麗ー✨」
都会な街中には見合わないようなレトロな外観にもないこさんは目を輝かせてくれる。
「ないこさんは、コーヒーとかよく飲みます?」
「結構飲むな〜。Aさんも?」
「私はカプチーノですけどね(笑)」
ないこさんは気さくで、一つ会話をだすと、いくつもの会話を膨らませてくれるから助かった。
対面席で飲み物を注文して、待つ間も色んなことが知れていく。
「Aさんはどういう仕事してるんですか?」
「あ、私は経営系の会社で働いてますっ!」
「へぇ〜!俺は音楽と、普通の会社の掛け持ちw」
「えっ、すごいですね!」
と、仕事の話で少し盛り上がり、あっという間に飲み物が運ばれてくる。
「なんかこのカフェいいね〜、落ち着く〜(笑)」
「ですよねっ!笑」
「あっ、タメ口使ってた、、」
「全然いいです!むしろ年上だと思うので…」
「俺は24歳ッ!」
「あ、私もです(笑)同い年でしたね」
「え、まじか!ならお互いタメにしよー!」
「えぁ、分かった(笑)」
少し距離が縮まった気がして嬉しかった。
「あと、気軽に呼んでくれていいよ?w」
「?」
「ないこさんって呼ばれるの違和感あるからw」
「あ、うん(笑)じゃあないくん、とか?」
「っ!いいね、俺もAって呼んでいい?」
「もちろんっ」
今日初めて会ったのに、ないくんとは気が合うと感じた、そしてもっと話したいって___。
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作者名:春咲 みぞれ | 作成日時:2022年10月16日 18時