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五条さんに何故秘匿死刑になったのか、ざっくりと説明してもらった。……うん、ちょっと意味わからなかった。



五条さん曰く、呪術界の上層部?は私を危険人物と判断したらしい。大正時代から来た上に身分を証明する物も何もない。五条さんもその事は分かっていたけど、上層部には報告せざるを得ない件だったから渋々報告書出したら秘匿死刑があっさり決まったそうだ。



しかもその報告書、五条さんが書いたんじゃなくて伊地知さんという方が書いてくれたらしい。一生懸命私の有用性を書いてくれんだって。やべぇ、めっちゃ良い人じゃん……一時さん、だっけ?





となると、今私は何故生かされているのか。死刑ならば私が寝ていた間に執行してもよかった筈。今私が生きているということは…。


嫌な考えが頭をよぎった。ちらりと五条さんの顔を見るとニコニコと笑っている。なんでこういう時だけ頭が通常に働くのかなぁ。いっつもポンコツな癖に。






「さて、今の君には二つの選択肢が残されている」

『三つ目用意してくださいませんか…?』

「ははっ、ムリ」





ですよねー。えぇ、もちろん分かっていましたとも。どーせ残ってる選択肢も私がどっちを選ぶか分かってるんでしょ?とことん性格悪いな、五条さん。






「まず一つ目。このまま死刑を受け入れる」

『却下で』

「言うと思ってたよ。じゃ、二つ目ね。死刑は一旦保留とし、君を呪術高専に入学させて君が信用に足るべき人物か見させてもらう」

『却下で』

「いや、この二つから選んでもらうしかないんだけど」

『じゃあ二つ目で!この二つの選択肢言う必要ありました?無いですよね!?』

「キレるなよ」






「よかったよかった。君が死刑を受け入れたらどうしようかと思ってたよ」なんてほのぼのと言いながら私の後ろに周り、手を縛っている太い縄をほどいてくれた。自分から死を選ぶような馬鹿がどこにいるんですか。





「あー、でも君に一つ覚えておいて欲しいんだけど。君の死刑は保留であって君が何かしらの問題を起こしたら即死刑になる可能性が高いから、気をつけてね」

『やっぱり今死んでおこうかな』

「いやいやいや。男に二言はないでしょ」

『女ですけど?』





スーっと私から顔を反らした五条さんは部屋の奥にある扉へと歩いていく。私もそれについていったところで五条さんが振り返った。




「そうだ。高専行く前にシャワー浴びてく?」

『何ですか?しゃわーって』

「…………うん」

初めての学校→←秘匿死刑



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ゆゆ(プロフ) - 小春日和さん» 面白いです!!更新ありがとうございます✨ (7月11日 20時) (レス) @page23 id: 2307c0fefd (このIDを非表示/違反報告)
小春日和 - ゆゆさん» 返信遅くなりました!めっちゃ褒めてくださって嬉しいです!更新停止にならないように頑張りたいです! (7月11日 19時) (レス) id: f370adada3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 面白い!......でも更新されてないの残念...泣 何回も読み直してます!最初に言ったとうりめちゃめちゃ面白い作品で語彙力も高くて!続き...書いてくれたら嬉しいな... (6月8日 16時) (レス) @page21 id: 2307c0fefd (このIDを非表示/違反報告)
小春日和 - みーさん» あたたかいお言葉心に染みます。ありがとうございます!頑張って更新していきます!! (2022年7月28日 8時) (レス) id: 659926ff91 (このIDを非表示/違反報告)
小春日和 - ( ・´ー・`)どやwさん» ありがとうございます!私、文才分けてほしいって言われたの初めてです。めっちゃ嬉しいです!! (2022年7月28日 8時) (レス) @page11 id: 659926ff91 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小春日和 | 作成日時:2022年5月5日 14時

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