★ ページ14
「本当にごめんね、小鳥遊さん」
『いや、乙骨くん悪くないから。あれ完全にあの車が脆かっただけだから。悪いのは車!ね?』
「それはちょっと違うと思うよ」
私が車のドアを壊してしまい、別の車に乗り変え出発した私達。壊した時は皆の視線が怖かった。まじかコイツみたいな。うん。もうしません。
さっきは私が最後に乗り込んだためドアを触ることになってしまったので、私は横3人座れる所のど真ん中に座らされた。因みに右隣が乙骨くんで左隣が真希ちゃん。狗巻くんは五条先生の隣でパンダさんは私達の後ろ、座席のない所で転がっている。なんでも前の車なら足りたけど今の車では座席数が足りなかったらしい。…なんかごめん。
そして今。乙骨くんに謝り倒された。めっちゃ良い子だな、この子。やっぱ私の嫁に来る?養子でもいいよ。←
時々ガタッと小さく揺れる程度の乗り心地にうとうとと眠気を誘われる。「あと10分ぐらいで着くよー」と言う五条先生の声を聞きながら私は眠りに落ちていった。
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「おーい」
『…ん』
「Aー、起きろー」
『だあぁぁぁぁ、五月蝿い、後藤さんもう少し寝かせて。私アンタのこと中の下くらいに尊敬してますから』
「僕後藤じゃなくて五条だけど。というかその後藤さんのこと尊敬してるの?してないの?」
『……してると言えば…嘘になる』
「ひどいな」
後藤さんに起こされてるような気がして目を開ければ包帯目隠し野郎が目に写った。私が初めて後藤さんと会ったのは那田蜘蛛山でだった。カナヲに容赦なく気絶させられてその後安否確認で後藤さんに何故かぶん殴られたのは今でも覚えてる。やり返そうとしたら他の隠の方々に羽交い締めにされて止められたけど。てかアイツなんで殴ったんだ、他にもあっただろ、別の方法。まあ、それから後藤さんは寝起きの機嫌が超絶悪い私を起こす係にしのぶ様直々に任命されたのです。
懐かしいなぁ、と思い出に浸っていると五条先生に車から出るように促されたので素直に出る。と、寝起きでまだしっかりしてない足取りだったので盛大に躓いて転んだ。……痛い。
『……五条先生、覚えてろよ』
「ごめん、僕は何を覚えてたらいいの?」
『……………………全部だよ!!』
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ゆゆ(プロフ) - 小春日和さん» 面白いです!!更新ありがとうございます✨ (7月11日 20時) (レス) @page23 id: 2307c0fefd (このIDを非表示/違反報告)
小春日和 - ゆゆさん» 返信遅くなりました!めっちゃ褒めてくださって嬉しいです!更新停止にならないように頑張りたいです! (7月11日 19時) (レス) id: f370adada3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 面白い!......でも更新されてないの残念...泣 何回も読み直してます!最初に言ったとうりめちゃめちゃ面白い作品で語彙力も高くて!続き...書いてくれたら嬉しいな... (6月8日 16時) (レス) @page21 id: 2307c0fefd (このIDを非表示/違反報告)
小春日和 - みーさん» あたたかいお言葉心に染みます。ありがとうございます!頑張って更新していきます!! (2022年7月28日 8時) (レス) id: 659926ff91 (このIDを非表示/違反報告)
小春日和 - ( ・´ー・`)どやwさん» ありがとうございます!私、文才分けてほしいって言われたの初めてです。めっちゃ嬉しいです!! (2022年7月28日 8時) (レス) @page11 id: 659926ff91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小春日和 | 作成日時:2022年5月5日 14時