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辰「なんだ、A
いたんだ」
貴「うん、たつ君、おかえり」
辰「あれ、母さんいないの？」
貴「茜ちゃんを塾に送っていったよ」
たつ君もママ呼びだったよね。いつの
間にかお母さんって呼んでるんだ
辰「ちゃんと宿題とかしたのか」
貴「してるから」
いけない……忘れてる。私は一つの事
集中しちゃうと、まわりが見えなく
なっちゃうんだよね
まあ、後でやればいいよね
貴「私ね、たつ君から卒業しようと
思うの、私ももう中学生になったのに
いつまでもたつ君に甘えすぎてた」
辰「ごめん、驚き過ぎて言葉がでて
こないよ」
貴「これからはちゃんと自分で起きて
学校にも一人で行けるから、今まで
ありがとう。今まで通り佐久間先輩や
しょっぴー先輩と一緒に行ったらいい
からね」
辰「Aはそれでいいのか」
貴「私がその方がいいの」
このままたつ君の傍に私がいていい？
これからたつ君との距離はどんどん
離れていく中で、私はどうしたら
いいのかわからない
彼女とか特別な人がこれからできる
かもしれない……
その時に私はどんな答を出さないと
いけないか、それなら今、私はたつ君
を卒業しようと思う
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作者名：kakasi | 作成日時：2024年1月8日 20時
