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３−2 ページ24
俺のグループはコミ力の
高い奴が多くて、これから
グループで仲良く下山するらしい
俺ってモテるから気がついたら、何人も
の女の子に囲まれてしまった
こんな時になんで！とかハッキリと言えないのが、俺の弱いところだ
どうしてもニコニコとしてしまって
Aとかに言わせれば、鼻の下が
伸びてるってなるんだけど……本心は
”ああ〜、面倒くさい”とかだからね
ああっ〜、Aがこっち見てる
“また女の人と一緒“とか思ってるんだ
ろうな、これってそんなに嬉しいもん
ないんだぞ
本当はしゅ〜とAの横に飛んで
行きたいよ
コ「ふっかさん〜、わいら先に降りて
行くさかいな」
目「ふっかさん、ごゆっくり〜」
なんで山の中ではゆっくりするんだよ！
俺も“一緒“にAと、景色眺め
たいよ〜
辰「まて、俺も、一緒に行くから
そこ動くな……」
「ええっ〜、ふっか今度は私達と一緒
に降りようよ。青井先輩だけズルイ
ですよ」
ああっ〜、俺も同じ気持ち。でもそれ
は言えない
こんなに近くにいるのに、Aと
の距離は縮まるどころか、離れて行く
ばかりだ
ふわっ〜と、はにかんだ様に笑う
俺の大好きなAの笑顔を、俺は
いつまでおあずけ？になるんだろう
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作者名：kakasi | 作成日時：2024年1月8日 20時
