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貴「ここ？」
私のイメージでは、煌びや
かに着飾った少女たちの。弾む声と
コロコロと鈴のなる様な、可愛い笑い声
があふれて……そんなのどこにもなくない？
……私は曜日を間違えてたの？
今日は金曜日よね
目の前にはセキュリティ管理会社の制服
を着たちょっと怖そうな人が、何人も立ってて、物々しい
月「すみません、山田さん呼んでもらえ
ますか？」
「ええっと、名前は〇〇さん、ね
これ首から掛けて、ちょっと待ってて
連絡取ります」
月「ありがとうございます」
何にもわかってない私に、ふわりと微笑む月奈ちゃんって……
そう言えば何処かで会ったことがある
気がしない？
そう、笑ったあの目元とか、誰かに似て
るじゃない
「月奈ちゃん〜、どうしたの何か急用
とか」
月「すみません、今日母が体調を崩して
代わりに友達と一緒に観る事になって
一応お知らせしといた方がと思って
友人の日高Aさんです」
貴「はじめまして、日高です」
「方苦しいのいいよ、楽しんでね」
月「Aちゃん、はい、これ首から
下げてね」
貴「ありがとう」
ああっ……ライブに参戦したんだ……私
えっ！でも関係者って書いてある？
関係者ってなんのこと？
エエェェ〜関係者？私は1ミリも関係者
じゃないんだけど
月奈ちゃん、一体貴方なにものなの？
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作者名：kakasi | 作成日時：2023年9月24日 21時
