雨女と深澤さんの妹 (ページ5)

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家に帰って一人で
過ごす時間は、寂しさで押し潰されて
しまいそうだった

月「めめ、格好いいですよね」

貴「私はダンスとか分からないけど
ワチャワチャと、楽しそうな彼らをみる
のか、1日の癒やしになってた」

初めはめめ中心だったんだけど、途中から一人の人が、私の中で大きく特別な
存在になっただよ

月「でも、いま、ふっかさんって
言ってましたよね」

貴「今は、ふっかさん担です」

月「イジられキャラで、最年長なのに
すぐに、いじけちゃうし、信じられない
レベルの浪費家で、老後の面倒なんて
知らないんだからね」

老後って、やけに重いけど、月奈ちやん
の顔は笑ってる……

貴「イジられてるのに、全然嫌な気持ちにならなくて、ふっかさんの優しさとか
思いやりで、一つ一つ紡がれていく言葉は、私に勇気をくれたんです
ふっかさんの優しさは、皆のものだけど
私一人の言葉にしちゃってます
これ絶対にファンあるある、ふっかさんの一番は私ですってね」

月「ありがとう、私も嬉しい」

貴「ごめんなさい、私ばっかり喋って
ますね、月奈ちゃんはめめ推し？
それともふっかさん？」

月「やめて、それ一生ないから！
あっ、それと敬語やめましょう
私凄くAちゃんの事、好きになり
そう、あいつには勿体ない気しかしな
いわ。人の好みって、ホントに微妙」