雨女と深澤さんの妹 (ページ22)

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頬に触れたか？
触れないかの絶妙な、タイミングで
音が今、なったぞ

ばっち！！

彼女の大きな切れ長のアーモンドアイ
が、はっきりと見開かれて、真っ直ぐに
俺をとらえている

やましい事はないぞ、でも何だか鼓動が
うるさい

触れる事のなかった指を、静かに床に
おいた

貴「あれ〜？ふっかさん……？」

なまじ顔が、整っているから、どきり
(けして疚しくはない)としたが、やっぱり酔っ払い、言葉はポアポアしてる

貴「そっか、これは夢なんだ〜
すごい、質感もあるし、ちよっと決め髪
じゃないのが、おしいな〜、私はね
ストレートでサラサラが好きなの」

悪かったな！！風呂にも入ってだな
もう、SnowManの深澤辰哉は、閉店
してんだよ！！

ペタペタと俺の頬を、今度は彼女が触
っている
じっと……何か考えてるぽい？
これは流石に夢ではないと、気づくよな

う

貴「ふっかさん、私は凄くSnowManの
ファンなんです。生活の全てを捧げて
るかな、もうSnowManないと、生きて
いる意味もないです」

ふ「ありがとう」

貴「うわ〜あ、夢って声にが聞こえた
っけ？凄くリアルだ」

まだ、気づいてないんかい！
んっ？今度は、ニコニコしだしたぞ

貴「私ね、凄い大失恋してね。めめの
お陰で立ち直れたの、今じゃ、沼に
ハマっちゃって、でも溺れてないよ
仕事も凄く頑張ってますから」

そうかそうか、所詮は”めめ“かい！！