雨女と深澤さんの妹 (ページ13)

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月「Aちゃん！
大丈夫、結構熱気にやられ
ちゃうんだよね、人によっては呼吸を忘
れちゃって、過呼吸に近い状態になっち
ゃう事もあるんだよ」

貴「ありがとう、大丈夫」

ステージの上にはもう9人はいない

私の長かった怒涛の１日が終わろうと
している。仕事でのトラブルから、始まって突然の大雨に、気持ちが完全に沈んでしまっていた

貴「月奈ちゃんありがとう、月奈ちゃん
のおかげで、一生分の思い出が出来た
よ」

名残惜しいけど、もうお別れだね

月「もう、ライブが終っただけ！
もう、何も食べずにきたから、お腹ペコペコだし、Aちゃんは何が食べ
たい？」

聞かれたけど答えは求めてないのか
組まれた腕が引っ張られて、会場を後
にする

今度いつこれるかわからないけど、
今度こそは、袖を通す事のできなかった
ワンピースを、タンスから救出してあげ
たいなんて、のんきに考えてた

建物に入ると迷子になってしまう私には
当然ハードルが高く、黙って月奈ちゃん
についていく

「月奈ちゃん、珍しいね。何か伝言？
みんな喜ぶから、入ってて」

人1「あっ、！」
人２「どうも〜、だれ？」

人３「月奈ちゃんだ〜、わ〜い、どうしたの久しぶりだね」

人４「あっ、SixTONESの新しいマネージャーさんやな」

こここれは………メンバーの方々
お疲れ様です！