第129話 sk ページ36
阿部ちゃんがまためめとキスをすることになったと聞いて驚いたのが数日前。
でも俺ばっか慌てて、阿部ちゃんはいつもより元気無さそうな声はしてたけど、割と平然としてた。
確かに二回目だしさ、分からなくもないけど。
でもなんか、うん。
俺を思って不安になったり泣いてくれたりしてた阿部ちゃんがいなくなって、こうやって離れてんのが当たり前になっちゃったのかなとか、俺から気持ち離れてってないよねとか、不安になった。
阿部ちゃんが悲しんでるのはそりゃ嫌だよ。
だけど正直、それ以上にどういう形であれ阿部ちゃんを独占していたいって気持ちが勝ってた。
だから今俺は、俺を思い出して辛くなるのが嫌だと言う阿部ちゃんを無理やり、毎日めめと寝るベッドで抱いてる。
阿部ちゃんの弱いとこをいじめて、俺だけだと無理に言わせて。
それから溶かしたそこに、自分の欲望を突き入れて。
「ぁっ…、ぁんっ、そこ…っ」
「ん、ここ、好きでしょ?」
「んぅ、ぁっ、…すき、」
「んはっ、めっちゃ素直じゃん。
じゃあこっちは?」
わざとイイトコを外して、浅く抜き差しする。
「んっ…、そっち、やだ…」
「そうなの?
何がいい?」
「さっきの、とこ、」
「さっきのとこを?」
「ぁ、今日、いじわる…っ」
熱に浮かされた切なげな顔でそれ言われると、もっといじめたくなるけどね。
「そんなこと言うならコレ抜くけど?」
実際は、俺がやめらんないけど。
でも今日は、言わせたい。
言って分からせたい、とか、すごい酷いこと考えてる。
でも押し付けて、無理やり刷り込ませてでも離したくないんだから、仕方ない。
なんて、言い訳にもならないことを考えてる。
「どうする?」
「はっ…、ん、佐久間の、抜かないで…っ」
細い足が俺を引き止めるように絡んで
「おっきいの、当てて、」
なんて言われて。
いや正確には言わせて、だけど。
それでも自分がすごく、満たされてるのが分かった。
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葉子(プロフ) - ゆきのさん» この音声が公開される日はあるのか否か…、ですが、この事務所なら切り貼りしかねないですよねぇ!どうやってこの沼から脱出するのか、誰がその一歩を踏み出すのか、ぜひ見届けていただけたら嬉しいです! (2021年2月6日 22時) (レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
葉子(プロフ) - かおるさん» この小説で何度目だ!?と突っ込みが来そうな展開で申し訳ありません(汗)相変わらず可哀想なあべさんです…。さくまさん視点更新しますね…! (2021年2月6日 21時) (レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
葉子(プロフ) - みなみさん» 忘れずにいてくださったことに感謝です…!下書きが最近あまり進まないのですが、こんなに長い丁寧なコメントいただけたので、すごく励みになりました!頑張ります! (2021年2月6日 21時) (レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
葉子(プロフ) - みなみさん» ーの助けはあると良いですよね。事務所側にも完全に陥れられている状態なので…。さて、mmさんがどう振る舞うか、iwsk、iwfkがどうなるのかは、さすがに愛の権利4で明かしたいところです!後者二つは最近mmab案件で完全に放置しているも同然な扱いですみません…!最早 (2021年2月6日 21時) (レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
葉子(プロフ) - みなみさん» 文明の進化ってある意味厄介なところありますよね、リアルでも。と、思っている機械音痴な私です…!今までのことも譲るのが1万歩だったことに思わず笑ってしまいました(笑)そんなに譲歩してくださるとはある意味お優しい!(笑)確かにこれだけ泥沼化しているのでメンバ (2021年2月6日 21時) (レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葉子 | 作成日時:2021年1月17日 0時