第64話 sk ページ15
「はっ…、あべちゃん、」
「ゃっ、ん、さくまっ…あんっ、」
「くっ、…ぁ、すご…」
律動を繰り返せばどんどん身体が熱くなって、たまらず動きが激しくなって。
それと比例するように阿部ちゃんの声が甘く漏れて、俺に絡みつくそこの締め付けもキツくなっていく。
「ん、あ、さくっ、ぁ…ああっ、そこ、やだ、やだあ」
シーツを掴む力が強くなる程それが波打って、阿部ちゃんの快感の強さを伝えてくれてるみたいだった。
「なんで。
ここ、阿部ちゃんのイイトコじゃん、ほら、」
「はっ…あっ、ぁっ、…ちが、だめ、変になるっ、」
弱いとこいっぱい突かれて、いつもは難しいこと考えてる頭が、多分今は気持ちいで埋め尽くされそうになってて、必死でそれに溺れないように戦ってる感じ。
けどそれが男の征服したい欲求とか、快楽に堕としたいって欲求を煽るんだってこと、きっとこのやだやだ言ってる阿部ちゃんは気付いてない。
それからどれだけ傷つけることになっても手放してなんてあげれないなんて一番酷いこと考え始めてることにも、きっと気付いちゃ無いんだろう。
「なっていいよ、んっ…は…、全部、見せて、」
俺のものじゃない阿部ちゃんなんて絶対に許せないから。
俺にだけ、全部を見せて欲しい。
そんな俺の気持ちをぶつけるみたいに、容赦なく阿部ちゃんのイイトコロを突き上げる。
「まって、だめ、やだ、やだっ…ぁっ、あっ、も、だめ、ぁっ、あああっ！」
阿部ちゃんがイッて、その締め付けで俺も熱を吐き出す。
ぎゅっと目の前の身体を抱き締めた。
幸せ、なんだと思ってた。
会って、二人だけの時間を過ごして、身体を重ねて、愛を確かめれば。
でもそれは、ちょっと違ったみたいだ。
確かめたのは、愛なんかじゃない。
阿部ちゃんがいくら傷ついても、俺といるのが辛くなっても、絶対離せないっていうドロドロした気持ちだ。
ねえ、どうしたらずっと、俺といてくれる？
絶対に、手放したくないんだ。
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葉子(プロフ) - みなみさん» 今回はnbさんに活躍していただきましたー！とは言えfkさんは相変わらず自己犠牲の人なので、スタンス変わらずですが…。fkさんを甘やかせるのはやっぱりiwさんなんでしょうねぇ…。もうすぐ移行するので、次こそ幸せにしたいところです…！ (2021年1月16日 23時) (
レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
葉子(プロフ) - (名前)vividさん» んへも愛の権利フィルターをつけていただいて（笑）向井さんが阿部さんに当たり強いの良いですよねぇ…（！？）そろそろ移行しそうですが、引き続きお付き合いいただけたら嬉しいですー！ (2021年1月16日 23時) (レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
葉子(プロフ) - (名前)vividさん» リアルが過ぎるだなんて恐れ多いですが、そんな風に言っていただけるのは書き手冥利に尽きます…！そしてこのお話の後にそれスノ見てくださったんですね。あべさんのVTR中さくまさんほんと全肯定で楽しそうでしたよねぇ。気持ち隠せてない、すごく同意です（笑）向井さ (2021年1月16日 23時) (レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
葉子(プロフ) - かおるさん» んなに暗いままのテンションで100話いくなあと思ってしまいましたが、やっぱりかおる様からのコメントの力が大きいんだろうなと思わずにはいられません。誰からの反応もなく永遠にこのテンションだといよいよヤバい奴になりそうなので（笑）本当に感謝しています！ (2021年1月16日 23時) (レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
葉子(プロフ) - かおるさん» 騒がせ小説になっていて申し訳ありません…！でもそのコメントが可愛くて思わず笑ってしまった私です（笑）ゆり組はまだ大丈夫でした！そしてもうすぐ100話！気付いてくださってありがとうございますー！そうなんです、初めて100話にいこうとしています…。よくもまあこ (2021年1月16日 23時) (レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉子
| 作成日時：2021年1月4日 22時
