第60話 sk ページ11
ねえ、阿部ちゃん。
もしかしてさ、また何か自分を責めてない？
俺のことで阿部ちゃんが悲しそうな顔するの、俺はやだよ。
そんなことのために、俺は阿部ちゃんといたかったわけじゃない。
「俺阿部ちゃんがいてくれたら幸せだよ。」
「佐久間はそういうとこ優しいよね。」
「本心なんだけどなあ。」
これを上手く伝えるにはどうしたらいいんだろ。
ずずっとコーンスープを飲みながら考えたけど、まだ答えは出なさそうだった。
その後は一緒にソファでテレビ。
適当につけたチャンネルをなんとなく見る。
数分見てるうちにちょっと手を重ねてみたりして。
そうしたら阿部ちゃんは一瞬こっちを驚いた顔して見たけど、その後すぐふわりと笑顔を見せてくれて。
調子に乗った俺は番組のトークの合間に指とか絡ませてみる。
そうしたら阿部ちゃんからも返してくれたりして。
これはもしかしてそろそろ、なんてやましいこと考えてたら、番組がＣＭに切り替わる。
その途端、ぽふんと体の左半分に感じる心地いい重み。
視線を横に向けると阿部ちゃんが寄りかかってきてて、
「阿部ちゃん…？」
「んー。」
名前を呼んでみると俺の髪の毛に阿部ちゃんが顔を埋めてすりすり。
甘えたモード？
と思って、腕を阿部ちゃんの細い腰に回してみる。
そうしたら阿部ちゃんの唇が俺の耳元まで下がってきて、そっと、小さく、でも確かに
「佐久間、いつえっちシてくれる？」
と囁いた。
そう言えば阿部ちゃんからお家にお誘いがあったわけで。
もしかしなくても俺、待たせすぎた？
いや久しぶりだからってがっつくのもなんかかっこつかないしとか思ったんだけど、うん。
可哀想なくらい耳まで真っ赤にしてる阿部ちゃんに、嬉しいのと不甲斐なさの絶妙なハーフアンドハーフ。
「ん、ごめんね。
今すぐ阿部ちゃんのこと欲しい。
ベッド行こっか。」
そろりと頭を撫でてみたら、もう目も合わせらんない程照れてるらしい阿部ちゃんがこくんと頷いてくれたのだけは分かった。
「んんっ…、ぁっ…、そこ、」
久しぶりの胸の突起への快感に耐えるようにシーツを掴む阿部ちゃん。
「ん、ここ好きだもんね？」
ちゅぱっと吸い上げれば、阿部ちゃんの身体が弓なりになる。
それがもっとって押し付けてくるみたいで可愛い。
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葉子(プロフ) - みなみさん» 今回はnbさんに活躍していただきましたー！とは言えfkさんは相変わらず自己犠牲の人なので、スタンス変わらずですが…。fkさんを甘やかせるのはやっぱりiwさんなんでしょうねぇ…。もうすぐ移行するので、次こそ幸せにしたいところです…！ (2021年1月16日 23時) (
レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
葉子(プロフ) - (名前)vividさん» んへも愛の権利フィルターをつけていただいて（笑）向井さんが阿部さんに当たり強いの良いですよねぇ…（！？）そろそろ移行しそうですが、引き続きお付き合いいただけたら嬉しいですー！ (2021年1月16日 23時) (レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
葉子(プロフ) - (名前)vividさん» リアルが過ぎるだなんて恐れ多いですが、そんな風に言っていただけるのは書き手冥利に尽きます…！そしてこのお話の後にそれスノ見てくださったんですね。あべさんのVTR中さくまさんほんと全肯定で楽しそうでしたよねぇ。気持ち隠せてない、すごく同意です（笑）向井さ (2021年1月16日 23時) (レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
葉子(プロフ) - かおるさん» んなに暗いままのテンションで100話いくなあと思ってしまいましたが、やっぱりかおる様からのコメントの力が大きいんだろうなと思わずにはいられません。誰からの反応もなく永遠にこのテンションだといよいよヤバい奴になりそうなので（笑）本当に感謝しています！ (2021年1月16日 23時) (レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
葉子(プロフ) - かおるさん» 騒がせ小説になっていて申し訳ありません…！でもそのコメントが可愛くて思わず笑ってしまった私です（笑）ゆり組はまだ大丈夫でした！そしてもうすぐ100話！気付いてくださってありがとうございますー！そうなんです、初めて100話にいこうとしています…。よくもまあこ (2021年1月16日 23時) (レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉子
| 作成日時：2021年1月4日 22時
