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Aside
今日は外で手裏剣のテストがあった
結果は中の上くらい
先生には褒めてもらえたけど満点を取れなかったのが悔しかったので私は放課後自主練をすることにした
ガッ！ガッ！ガッ！
『また一個真ん中に当たんなかった…』
一つずつなら真ん中に的中するが連続で打つと全て当てることが出来ない
『どうすればいいんだろう？』
「何が？」
『！？』
「やっほ！」
『お、尾浜くん！』
後ろから尾浜くんが声をかけて来た
びっくりした〜
「一人で自主練？Aはえらいね」
『そんなこと無いよ』
「そんなことある！だってテストは上位にいただろ？」
『満点は取れなかったもん、それに尾浜くんこそクラスで一番だったじゃない、そっちの方がすごいよ』
尾浜くんは久々知くんと同率一位で的のど真ん中に全て命中させていた
「かっこよかった？」
『えっ！？』
「かっこよかったでしょ？」
『そう…だね…』
「ふふっ」
優しく笑うと尾浜くんは私の手を掴む
「コツがあるんだよ」
『コツ？』
「指のここに力を入れて…」
尾浜くんは優しく教えてくれた
「やってごらん」
『う、うん』
言われたことを意識してもう一度打つ
ガッ！ガッ！ガッ！
『全部命中した！』
「やったねA」
『ありがとう尾浜くん！』
すると尾浜くんは私の頭をポンポンっと優しく撫でる
「えらいねA」
『お、尾浜くん！？』
「すごいよ、よく頑張ったね」
『…』
恥ずかしい
恥ずかしいけど…
優しくて温かい手はすごく落ち着いた
「ねぇA」
『な、何？』
「教えたお礼に一つお願いがあるんだけど」
『で、できる範囲なら…』
すると尾浜くんはゆっくり頭から手を離すと私の手を握って来た
「しばらくこうしてもいい？」
『…いい、よ』
ふにゃっと尾浜くんは笑うと今度は指を絡めて握って来た
「かわいい手だね」
『お、はま…くん…っ』
「小さくて細くてスベスベな手だ」
『っ…』
優しい手つきにドキドキする
「けど、豆とかペンタゴがある努力した跡がある頑張り屋さんの手」
『え…』
「そんなAが俺は好きだよ」
そんな目で言わないでよ
熱のこもった優しい目で…
勘違いしてしまう
「…」
『尾浜くん？』
ちゅっ
『！？』
尾浜くんは繋いだ私の手の甲に優しく口付けする
「俺以外にされちゃダメだよ」
彼の言葉に耳が熱くなる
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ゆずこしょう(プロフ) - ჱ̒^._.^さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (3月21日 12時) (
レス) id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)
ჱ̒^._.^ - あまあまで胸焼けしちゃう、、こんなのを待ってました、！早く付き合えー！！(^q^)更新気長に待ってます。 (3月21日 1時) (レス) @page17 id: 8c59a78f32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずこしょう | 作成日時：2024年2月21日 20時
