四文 ページ4
「Aちゃんが初恋なの？」
「かわいいもんな〜Aちゃん」
「いつから？なぁ、いつからAちゃんに惚れてたんだ？」
「うるせー！てか、あいつのことAちゃんって呼ぶな気持ち悪い！」
「本人が良いって言ったんだから別にいいだろ」
「あ、嫉妬？嫉妬か〜文次郎〜」
「お前ら…」
ニヤニヤしながら文次郎をいじり倒す六年生
「バカバカしい！俺は鍛錬に行って来る」
「そうかなら私たちは…」
仙蔵が箱を出す
「お前の秘密の玉手箱を開けるとしよう」
「なっ！？お前それどこから！？」
「ふふ」
「ふふじゃねーよ！」
「何それ？玉手箱って？」
「文次郎がひっそり隠していた物だ」
「勝手に開けるな！」
「さーて、中身は何かな〜」
「おいこらっ！」
ガッチリ小平太と長次にホールドされる文次郎
パカっと箱を開くと手紙と押し花がびっしり入っていた
「すごい数だな」
「これ全部Aから貰った物か？」
「…っ！」
顔を真っ赤に染める文次郎
「にしてもあの文次郎が恋か〜」
「忍者の三禁がどうこううるさい奴がな」
「意外…」
「お前らなぁ…」
箱の中の手紙はどれも綺麗に整理されていて押し花もシワひとつ無かった
「全部綺麗に管理してるあたり大切に思ってるんだね」
「…悪いか」
「お！自白した」
「やっぱり好きなんだ」
プイッとそっぽを向く文次郎
「綺麗な文字だけど、少し歪んだ者や色が古い物もあるってことはずいぶん前から溜めてたんだね」
「あいつは一年の頃からずっと毎月手紙を送ってくるんだよ、季節の花と一緒に」
「へー…Aちゃんは文次郎のことずいぶん心配してるんだね」
「自分が姉の立場だとでも思ってんだろ」
「でも、本気で心配してなくちゃ毎月手紙なんか書かないと思うけどなぁ」
「…ふんっ」
「照れた」
「惚気話か？」
「ちっげーよ！」
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ゆずこしょう(プロフ) - ユリリンさん» 毎回素敵なコメントありがとうございます。二人のことこれからもよろしくお願いします！ (2月6日 20時) (
レス) @page25 id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - おはようございます。紋次郎両想いになってから大胆ですね。話が進むたび格好いい紋次郎と可愛い夢主、お似合いです。 (2月3日 5時) (レス) @page23 id: 6ebc36a5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこしょう(プロフ) - ユリリンさん» ありがとうございます！頑張ってキュンキュンできるようにします！ (1月31日 23時) (レス) id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - おはようございます。紋次郎どんどん格好良く、夢主可愛いくてキュンキュンします。こちらの作品素敵です。 (1月31日 8時) (レス) @page20 id: 6ebc36a5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこしょう(プロフ) - ユリリンさん» またまた素敵なコメントありがとうございます！これからもよろしくお願いします！！ (1月30日 22時) (レス) id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずこしょう | 作成日時：2023年12月21日 0時
