検索窓
今日:11 hit、昨日:35 hit、合計:14,992 hit

二十七文 ページ27

休みの日

文次郎は伊助の家にやって来た

「お邪魔します」

「どうも、いつも伊助がお世話になってます!」

「話は聞いてるよ、彼女さんにプレゼントだって?」

「彼女さんも幸せ者ねー!」

「…伊助?」

「す、すみませ〜ん」

まさか彼女のことまで話されてるとは思わず伊助を見る

そんな視線を避けるようにソロ〜っと目を逸らす伊助

「ま、まぁまぁ!早く色決めましょうよ!」

「そうだな、何色が良いかな?」

いろんな色と柄の布が並べられる

「…」

「先輩顔怖いです…」

「やかましい!」

「ずいぶん悩んでるみたいだね」

「あいつは綺麗だからどんな色も似合うと思うので迷ってしまいます」

「あら〜」

「あ!いや!えっと…桃色の物はありますか!」

「桃色だね、いろんなのがあるから持って来よう」

「でもなんで桃色なんですか?」

「いや、前に桃色っぽい髪飾りをやったからそれに似合うのが良いかと…」

以前あげたピンクの胡蝶蘭の髪飾り

「それなら柄も胡蝶蘭の物がいいかな?」

「そうですね、お願いします」

「任せなさい!綺麗に染めるからね」

出来上がりを待っていると伊助の母がお茶を出して来た

「彼女さんきっと喜ぶわね」

「ありがとうございます」

「けどごめんなさいね、今日は他にもお客さんが来て少し時間がかかるのよ」

「そうですか」

「確か潮江君と同い年だったはずよ」

「へー!偶然だね母ちゃん」

「美人な子でねぇ、小袖の色が落ちて来たから染め直して欲しいって!『ごめんくださーい』ちょうど来たみたい」

「この声って…」

『小袖を受け取りにって…文次郎!』

「A…」

「あら!お知り合い?」

「いや、知り合いっていうか…「潮江くーん出来たよー!」…」

まさかのタイミングであった

「Aちゃんのも出来てるよ!あ、この子潮江君って言ってうちの息子の先輩なんだけどね!なんでも彼女さんにプレゼントをしたいらしくて小袖をうちで染めて欲しいって来てくれたんだ!」

『えっ!』

「に、二郭さん…」

「なんだい?」

「彼女です…俺の恋人…」

「「…えぇーッ!?」」

二十八文→←二十六文



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (52 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
135人がお気に入り
設定タグ:忍たま乱太郎 , RKRN , 潮江文次郎   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆずこしょう(プロフ) - ユリリンさん» 毎回素敵なコメントありがとうございます。二人のことこれからもよろしくお願いします! (2月6日 20時) (レス) @page25 id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - おはようございます。紋次郎両想いになってから大胆ですね。話が進むたび格好いい紋次郎と可愛い夢主、お似合いです。 (2月3日 5時) (レス) @page23 id: 6ebc36a5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこしょう(プロフ) - ユリリンさん» ありがとうございます!頑張ってキュンキュンできるようにします! (1月31日 23時) (レス) id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - おはようございます。紋次郎どんどん格好良く、夢主可愛いくてキュンキュンします。こちらの作品素敵です。 (1月31日 8時) (レス) @page20 id: 6ebc36a5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこしょう(プロフ) - ユリリンさん» またまた素敵なコメントありがとうございます!これからもよろしくお願いします!! (1月30日 22時) (レス) id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆずこしょう | 作成日時:2023年12月21日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。