検索窓
今日:10 hit、昨日:35 hit、合計:14,991 hit

二十四文 ページ24

「調子はどうだA?」

『こんにちは仙蔵君、見ての通り元気だよ!』

あの後、急に先生から呼び出された文次郎はAを自身の部屋に案内して職員室に向かった

部屋で待機していると同室の仙蔵が現れ今に至る

「聞いたぞ、仙子に嫉妬したそうだな笑」

『ご、ご迷惑をおかけしました…』

「いや、おかげで良いものが見れた」

ククッと面白がる仙蔵

「まぁ、無事付き合えたようで良かった」

『ありがとう』

「付き合ってみてどうだあいつは?」

『なんか…すごい優しいの』

「ほぉ…」

ニヤニヤしながら聞く仙蔵

ネタにする気満々だ

『前はよくいじわる言ったり突っかかって来たのに…最近は優し過ぎてちょっと驚いてるかなぁ』

「良いことじゃないか」

『そうなんだけどね、なんでかなぁって…』

「…面白い話をしてやろう」

『え?』

「文次郎が鍛錬バカなのは知ってるな?」

『うん』

「そんなあいつは忍術学園一ギンギンに忍者していると言われていて食事も睡眠もどんな時も意識している」

『バカだなぁ』

「そうだな笑、そんなあいつがこの間酒でベロンベロンになるまで酔ったんだ」

『えっ!?』

「酒は忍者の三禁の一つで文次郎も私たちも慣らすために飲みはするが溺れるほどまでは無い、それなのにだ」

『大丈夫だったの?』

「伊作が薬を用意したから大丈夫だ」

『良かった』

「なぜそんなになるまで飲んだと思う?」

『なんで?』

「お前に振られたと思ったからだ笑」

『えぇっ!?』

ひーっと涙目になるまで笑い話を続ける仙蔵

「あいつはな、おそらくお前を失うのが怖くてたまらないんだ」

『私を?』

「だから文次郎はお前により優しくするようになったんだと思うぞ」

『…』

「そんなあいつは嫌か?」

『嫌じゃないよ!どんな文次郎も好きだもん!』

「だとさ、文次郎」

『えっ!?』

「…」

振り返ると真っ赤な顔した文次郎とその他の六年生がニヤニヤしながら立っていた

『い、今の聞いて…っ!』

「バッチリ聞こえてたぞ!」

「良かったね文次郎」

「モソ…」

「お前みたいな奴貰ってくれんのはAくらいだろ」

「やかましい!」

『うそぉ…』

二十五文→←二十三文



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (52 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
135人がお気に入り
設定タグ:忍たま乱太郎 , RKRN , 潮江文次郎   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆずこしょう(プロフ) - ユリリンさん» 毎回素敵なコメントありがとうございます。二人のことこれからもよろしくお願いします! (2月6日 20時) (レス) @page25 id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - おはようございます。紋次郎両想いになってから大胆ですね。話が進むたび格好いい紋次郎と可愛い夢主、お似合いです。 (2月3日 5時) (レス) @page23 id: 6ebc36a5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこしょう(プロフ) - ユリリンさん» ありがとうございます!頑張ってキュンキュンできるようにします! (1月31日 23時) (レス) id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - おはようございます。紋次郎どんどん格好良く、夢主可愛いくてキュンキュンします。こちらの作品素敵です。 (1月31日 8時) (レス) @page20 id: 6ebc36a5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこしょう(プロフ) - ユリリンさん» またまた素敵なコメントありがとうございます!これからもよろしくお願いします!! (1月30日 22時) (レス) id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆずこしょう | 作成日時:2023年12月21日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。