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二十三文 ページ23

ハッと我に帰るA

人前でこの格好は恥ずかしいと思い慌てて立ち上がる

しかし文次郎はAの片手を掴み離さない

『ちょっ!文次郎…!』

「なんで離れんだよ?」

『だって…こんな人前で…』

「関係ねぇ、俺から離れんなよ」

『っ〜!』

真っ赤になるA

そして驚き目を見開くギャラリーたち

「あ、あれ本当に潮江先輩か…?」

「別人すぎるだろ…」

「あんな人だっけ…?」

それでも構わず文次郎は立ち上がると片手でAの腰を掴み自身の方へ引き寄せる

『!?』

「そろそろ昼だ、食堂行こう」

『う、うん…』

「おい、お前たち!」

「「「は、はい!」」」

「邪魔すんなよ…」

ギロリと睨むと文次郎は立ち去って行った

そんな文次郎に一同ビビりまくっていた

「こ、怖ぇ…」

「でも意外だなぁ、先輩のあんな姿」

「よほどあの人のことが大切なんだな…」







『お、おいしい〜!』

「だろ?」

「あら嬉しいわ〜」

『良ければ作り方教わっても…』

「もちろんよ!」

『やった!』

食堂のご飯に感動したAはおばちゃんとあっという間に仲良くなる

「でも意外、潮江くんにこんな可愛らしい彼女さんがいらっしゃるなんて!」

『あ、ありがとうございます』

ニコニコと話しかけるおばちゃん

「…」

『文次郎どうしたの?』

「卒業したらここの飯はしばらく食えんと思っていたが…そうでも無いらしいな」

『なんで?』

「おばちゃんに教わるんだろ?お前がここの味を覚えてくれたら毎日でも食える」

『…』

「どうしかしたか?」

「潮江くんって意外と大胆なのね〜!」

「え?」

もはや結婚してこれから一緒に暮らすのを当たり前のように話す文次郎

『が、頑張ります…』

「あぁ、今から楽しみだ」

『ひぇ…』

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設定タグ:忍たま乱太郎 , RKRN , 潮江文次郎   
作品ジャンル:恋愛
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ゆずこしょう(プロフ) - ユリリンさん» 毎回素敵なコメントありがとうございます。二人のことこれからもよろしくお願いします! (2月6日 20時) (レス) @page25 id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - おはようございます。紋次郎両想いになってから大胆ですね。話が進むたび格好いい紋次郎と可愛い夢主、お似合いです。 (2月3日 5時) (レス) @page23 id: 6ebc36a5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこしょう(プロフ) - ユリリンさん» ありがとうございます!頑張ってキュンキュンできるようにします! (1月31日 23時) (レス) id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - おはようございます。紋次郎どんどん格好良く、夢主可愛いくてキュンキュンします。こちらの作品素敵です。 (1月31日 8時) (レス) @page20 id: 6ebc36a5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこしょう(プロフ) - ユリリンさん» またまた素敵なコメントありがとうございます!これからもよろしくお願いします!! (1月30日 22時) (レス) id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆずこしょう | 作成日時:2023年12月21日 0時

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