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二十二文 ページ22

「おい、いるか?」

「いるいる!」

「すげぇ…めっちゃ美人」

「「「ま、マジか〜」」」

会計室の前には潮江文次郎が連れて来た女性の噂を聞きつけていろんな学年の生徒が集まっていた

「…」

『どうしたの文次郎?』

「なんでもない…」

『そう?それより文次郎はいつもここで委員会活動してるの?』

「そうだ」

『へー…あ!この算盤大っきい!』

「あっ!ちょっと待て!」

『よいしょっ!って…きゃっ!?』

「あっぶねぇ…」

十キロ算盤を持ち上げようとしたがあまりの重さに手を滑らせるA

間一髪文次郎がキャッチする

「気をつけろ」

『ごめん…』

「…使ってみるか?」

『え?』

「ほら」

文次郎は座り込むと自身の膝をポンポンと叩く

『いや、えっと…』

「どうした?」

『流石にそこは恥ずかしいよ…』

「今は二人きりだし大丈夫だ」

『…』

おそるおそる文次郎の膝に座るA

「これは委員会の練習用のやつだ、計算してみるか?」

『うん!』

算盤を弾こうとするが…

『お、重い…』

なかなか動かせずにいた

「…」

『ひゃっ!?』

すると文次郎はAの手に自身の手を重ねた

「手伝う」

『あ、ありがとう…』

パチパチと算盤の弾く音だけが響く

「…」

『…』

この静けさが逆に緊張感を走らせる

Aはチラッと文次郎を見る

真剣な表情の姿にドキドキしてしまう

パチッ!

「…」

『ぁ…』

不意に目が合った

どんどん文次郎の顔が近いて来る

思わずぎゅっとAは目を瞑る

しかし…

ドサッ!

「「「うわぁッ!?」」」

「ふんッ!」

『え!?な、何!?』

扉には刃物が刺さっており、その扉からいろんな人が飛び出して来た

「お前ら…」

「ば、バレてましたか?」

「逆に気づかんほうがおかしわ!」

「で、でも…先輩そんなこと気にせずイチャイチャしてたじゃありませんか!」

「やかましい!」

『???』

急な出来事にAはまだ状況を整理出来ずにいた

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設定タグ:忍たま乱太郎 , RKRN , 潮江文次郎   
作品ジャンル:恋愛
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ゆずこしょう(プロフ) - ユリリンさん» 毎回素敵なコメントありがとうございます。二人のことこれからもよろしくお願いします! (2月6日 20時) (レス) @page25 id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - おはようございます。紋次郎両想いになってから大胆ですね。話が進むたび格好いい紋次郎と可愛い夢主、お似合いです。 (2月3日 5時) (レス) @page23 id: 6ebc36a5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこしょう(プロフ) - ユリリンさん» ありがとうございます!頑張ってキュンキュンできるようにします! (1月31日 23時) (レス) id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - おはようございます。紋次郎どんどん格好良く、夢主可愛いくてキュンキュンします。こちらの作品素敵です。 (1月31日 8時) (レス) @page20 id: 6ebc36a5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこしょう(プロフ) - ユリリンさん» またまた素敵なコメントありがとうございます!これからもよろしくお願いします!! (1月30日 22時) (レス) id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆずこしょう | 作成日時:2023年12月21日 0時

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