十一文 ページ11
「伊作！新野先生！」
「文次郎！…えっ！？Aちゃん！？」
「早くこいつを診てくれ！」
「伊作くん」
「はい！文次郎こっち！」
「骨は大丈夫、ただ…打撲に打ち身が酷い少し様子を見よう」
「…」
「大丈夫だよ文次郎、見た目酷く見えるけど思うほど重症じゃない」
「悪い伊作…助かった」
「もうすぐ目を覚ますはずだよ、側にいてあげて」
「あぁ…」
ぎゅっとAの手を握る文次郎
『んぅ…』
「A！」
『あれ…文次郎…？』
「大丈夫か！痛みは！」
『平気…』
「良かった…」
『ごめんっ…ごめん文次郎…』
「なんでお前が謝るんだ」
『迷惑かけて、ごめんっ…』
「…どうしてあそこに？」
『文次郎の制服、直したの忘れてて』
「追いかけたのか？」
『追いつくと思って…』
「すまん…俺のせいだ」
ふるふると頭を横に振るA
『私が勝手に動いたから…』
「謝るな、それに…もっと早くに俺が助けてやればこんな怪我しなくて済んだはずだ」
『文次郎…』
ゆっくり体を起こすA
「寝てろ」
『文次郎の顔、ちゃんと見たい』
「…」
文次郎と目を合わせてゆっくり口を開く
『助けてくれてありがとう文次郎』
「っ…！」
『わっ！』
ぎゅっとAを抱きしめる文次郎
「もう二度とこんな目には合わせないからな」
『うん』
「何か合ったら俺の名前を呼べ、絶対にどこにいたって助けるから」
『うん』
「生きてて良かった…」
「よかった、Aちゃん目を覚まして」
「文次郎のあんな姿初めて見たな！」
「それだけ想ってるんだろう」
「それより伊作、早く薬を渡しに行かなくていいのか？」
「流石にあの雰囲気を壊したくないし」
「まぁ、それもそうだな」
二人をそっと見守る六年生たちであった
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ゆずこしょう(プロフ) - ユリリンさん» 毎回素敵なコメントありがとうございます。二人のことこれからもよろしくお願いします！ (2月6日 20時) (
レス) @page25 id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - おはようございます。紋次郎両想いになってから大胆ですね。話が進むたび格好いい紋次郎と可愛い夢主、お似合いです。 (2月3日 5時) (レス) @page23 id: 6ebc36a5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこしょう(プロフ) - ユリリンさん» ありがとうございます！頑張ってキュンキュンできるようにします！ (1月31日 23時) (レス) id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - おはようございます。紋次郎どんどん格好良く、夢主可愛いくてキュンキュンします。こちらの作品素敵です。 (1月31日 8時) (レス) @page20 id: 6ebc36a5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこしょう(プロフ) - ユリリンさん» またまた素敵なコメントありがとうございます！これからもよろしくお願いします！！ (1月30日 22時) (レス) id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずこしょう | 作成日時：2023年12月21日 0時
