埴輪とパペット2 ページ43
眼鏡のガキの時もそうだったが
こいつらは本当に命知らずだ
『だからってそんな危ないことすんなよ』
「「す、すみません…」」
シュンとするガキ共
すると二人はグゥ〜っとお腹から音を出す
『…腹減ってんのか？』
「実はお昼食べ損ねてしまいまして」
『アホ…』
またハァ…とため息をつくとヨイショとゆっくり立ち上がる
『ついて来い』
「「？」」
ついたのは食堂だった
『おばちゃん、ちょっと食堂借りるよ』
「わかったわ、私はこれから買い物に行くからよろしくね」
『あぁ』
するとAは米を取り出す
「何してるんですか？」
『おにぎり作る』
「え！」
『私も小腹が空いたしな、手伝えるか？』
「「はいっ！」」
炊いたお米は艶があって形が綺麗で美味しそうだ
「「美味しそ〜！」」
『具、何がいい？』
「僕は梅干し」
「私はおかかがいいです！」
『あいよ』
手際よく握るA
綺麗な三角形のおにぎりが並ぶ
「「い、いただきます！」」
『おう』
「「お、美味し〜！」」
『味噌汁飲むか？』
「い、いつの間に作ってたんですか？」
『それだけじゃ足りないだろ』
「「ありがとうございます！」」
二人共美味しそうにおにぎりと味噌汁を頬張る
「な！？二人共何やってんだ！」
「三郎治！」
「天女なんかとつるんで！」
「左近くん！」
すると他の二年生が登場
「「二人も一緒に食べようよ！」」
「「ハァっ！？」」
「ぼ、僕たちは腹なんて減ってなっ…「「グゥ〜」」…」
『減ってんじゃねぇか』
「「う、うるさい！」」
「僕らも握ったんだ！」
「美味しいよ！」
「「…」」
二人は食欲に負けてかおそるおそる口におにぎりを入れる
「「う、うまいっ！」」
「でしょでしょっ！」
「お味噌もおいしいですよ！」
「あれ？みんな何してんだ？」
「「「久作！」」」
『みんなで飯食ってたんだ、お前もいるか？』
「せ、先生がそうおっしゃるなら…」
こうして二年生とAは食堂で温かいおにぎりと味噌汁を食べ続けた
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ゆずこしょう(プロフ) - かなぶんさん» 修正しましたありがとうございます！こんな至らない点が多いですが、これからもよろしくお願いします！ (12月7日 22時) (
レス) id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)
かなぶん - いつも面白くて大好きです！あと一年ろ組なら孫兵じゃなくて孫次郎じゃないですか？間違ってたらすみません！いつも応援してます！ (12月7日 21時) (レス) @page40 id: d2a71bace5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこしょう(プロフ) - ふなねこさん» ありがとうございます！これからも笑っていただけるよう頑張ります！笑 (12月7日 17時) (レス) id: 696f57e97a (このIDを非表示/違反報告)
ふなねこ - お話毎回面白くて、ついつい夢中で読んでしまいますww更新頑張ってください！！応援してます！ (12月7日 17時) (レス) @page38 id: 45dd51c332 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずこしょう | 作成日時：2023年11月25日 20時
