髪型 ページ37
「…」
『…』
何か知らんがつけられている
確か年は15だが途中から編入したから四年生で元髪結のガキだ
最近妙にコイツから視線を感じるし
一体なんなんだ
私は授業を終えると休憩する場所に向かう
『邪魔するぞ』
「夢前先生！」
『悪いが少しの間休ませてくれ』
「わかりました」
向かったのは医務室
当番でいたのはあの眼鏡のガキとそれから…
「同じ保健委員で一年ろ君の」
「鶴町伏木蔵で〜す」
少しどんよりした雰囲気を持つガキ
「乱太郎から話は聞いてます天に…じゃ無かった、夢前先生」
『お前肝が座ってるなぁ、普通もっとビビるだろ？』
「乱太郎から先生の話を聞いてましたし、それに別の世界から来た人が先生をしてるなんて…スリルとサスペンス〜」
『な、何て？』
「伏木蔵はスリルとサスペンスが大好きなんです」
『変わってんなぁ』
「先生の世界のスリルとサスペンスの話聞かせてください！」
これじゃあせっかく休みに来た意味が無ぇよ
「伏木蔵、あんまり先生困らせちゃダメだよ！先生ここに休みに来たんだから」
「あ！そっか、すみません…」
『いいよ別に…ハァ〜疲れた』
バサっと頭巾を取る
「先生、少し髪伸びましたね」
「うん、朝礼でバッサリ切ってから日が経ったしね」
『そうか？』
「はい！」
「あの時はすっごく長い髪だったから切った時びっくりしたよね〜」
確かに少し襟足が伸びた気がする
元々髪を伸ばしてたのはオシャレの為じゃなくて冥さんから…
『冥さんなんで私の髪手入れするんですか？邪魔だし切りたいんですけど…』
「ダメ」
『なんでですか？』
「いざとなったら売り飛ばして資金にするから」
『…』
「言ったろ？君に教える代わりに給料の六割払うこととなんでも言うことを聞くって」
そんなわけで冥さんは私の髪を手入れしたり伸ばさせるように言ってたからね
戻ったとき怖いなぁ…
けどここにいる間はこのままでいたいし、長さ的に今が一番邪魔だな…
『切るか』
「「ここで！？」」
『気づいた時にやるのがいいだろ』
懐から借りている苦難を出して髪に当てる
『こんくらいかな』
切ろうとした瞬間
「ダメーッ！！！」
朝からつけていたガキが現れた
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ゆずこしょう(プロフ) - かなぶんさん» 修正しましたありがとうございます！こんな至らない点が多いですが、これからもよろしくお願いします！ (12月7日 22時) (
レス) id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)
かなぶん - いつも面白くて大好きです！あと一年ろ組なら孫兵じゃなくて孫次郎じゃないですか？間違ってたらすみません！いつも応援してます！ (12月7日 21時) (レス) @page40 id: d2a71bace5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこしょう(プロフ) - ふなねこさん» ありがとうございます！これからも笑っていただけるよう頑張ります！笑 (12月7日 17時) (レス) id: 696f57e97a (このIDを非表示/違反報告)
ふなねこ - お話毎回面白くて、ついつい夢中で読んでしまいますww更新頑張ってください！！応援してます！ (12月7日 17時) (レス) @page38 id: 45dd51c332 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずこしょう | 作成日時：2023年11月25日 20時
