君のお友達 ページ8
『マッシュ、次の授業は魔法薬学だよ？教科書ちゃんと持ってきた？』
「うん、ちゃんと持ってきたよ姉ちゃん」
だけどマッシュが取り出した教科書はボロボロになっていた
「なんてこった。僕の教科書がボロボロに」
誰が…なんてことは考えずとも分かることだった
冷静を装っている気だったけど実の弟がいじめられているということへの怒りは収まることを知らなかった
「こんにちは、昨日来なかったけど何してたの？」
「あ、ごめんなさい。シュークリーム作ってたのと姉ちゃんと話してました」
あちゃぁ…また無自覚に煽ってるし…
「それよりさ君、神格者を狙ってるんでしょ？僕教頭と仲が良くて少し伝手があってさ」
「僕の言うことを聞いてくれたら君のこと教頭に推薦してあげるけど？」
『えっ、そんなの嘘に___』
「え、やった。やります」
私の静止も虚しく、マッシュはキャベルくんの申し出を引き受けてしまった
マッシュのやることをあまり否定したくはないけど、これは見逃せないよ…
それからマッシュはキャベルくんの言いなりになってしまった。
反感を買わない程度にマッシュの手伝いをしたが、私の心にはモヤモヤとした暗いものが渦巻いていた
「また教科書破れてる」
「フィン君の教科書見せてくれない？」
マッシュに友達が…！？
「えっ？ご、ごめん…他の人に見せてもらって」
と言いかけたのにマッシュはそんなことお構いなしにフィンくんの隣に座る
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『私はA・ラナンキュラス。ごめんね弟が』
『けど、許して欲しいんだ。マッシュは今まで友達がいなかったから…少しでも友達っぽいことさせてあげたくて…』
授業が終わった後にこっそりフィンくんに話しかける
「いや、大丈夫です…」
授業のために廊下を歩いていると廊下を拭いているマッシュが
『マッシュ…もういいよ。もう、廊下ピカピカだから』
「姉ちゃん」
『マッシュがしてることに口出しする気はないけど、お姉ちゃんはマッシュが本当に正しいと思ったことをやって欲しいな』
「…うん」
マッシュが立ち上がった拍子にローブの中から教科書が落ちてくる
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「フィン君どこに行ったんだろ」
『全然見つかんないねぇ…』
フィンくんを探していると前方から何かが打ち付けられるような鈍い音がしている
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坦々麺(プロフ) - 夢主ちゃんの発言にヒントがちょこちょこ散りばめられてるので漫画読破して人は分かるんじゃないかなって思います。 (2月21日 21時) (
レス) id: 14a944a4f2 (このIDを非表示/違反報告)
坦々麺(プロフ) - レイさん» コメントありがとうございます。夢主ちゃんが二本線なのは出生が関わってますね。ストーリーのネタバレになるので詳しくは言えませんが、作者が二本線の中でも魔力が低いのに本当はめちゃくちゃ魔力多かった！？ってなったらかっこいいなという妄想でもあります。 (2月21日 7時) (レス) id: 14a944a4f2 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 風邪ですか…最近流行ってますよね…早く治れば良いですね！夢主の質問なのですが、何故一本線ではなく、二本線にしたのか教えてほしいです！魔力を隠しているのなら何故二品線にしたのかが気になります！ (2月20日 23時) (レス) @page27 id: be2fe8a188 (このIDを非表示/違反報告)
坦々麺(プロフ) - meeさん» コメント嬉しいです。meeさんもお大事に！ (2月20日 6時) (レス) id: 14a944a4f2 (このIDを非表示/違反報告)
坦々麺(プロフ) - ユカさん» コメントありがとうございます！早く治せるように頑張ります。 (2月20日 6時) (レス) id: 14a944a4f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：坦々麺 | 作成日時：2024年2月5日 23時
