君と私の本当の関係 ページ6
「それでは今から箒の乗り方を学びます。箒に魔法を伝え、“飛べ”と強く命令します」
「そして跨り、魔力を調整し浮かせます。それでは、始め」
今日は箒に乗る授業。
私はメイストームを使えば飛べるから基本的に箒はいらないけど、覚えていて損はないだろう
『飛べ』
メイストームで容量は掴めていた私は難なく箒で飛べたが、マッシュは魔法が使えないから飛べない。
そのことをわざわざ嘲笑いにくる子がいないはずもなく、マッシュに突っかかっている男の子がいた
「それじゃあ、箒のスピードをどれくらい出せるか今からタイム測定を行います」
それはいいとして…
男の子とマッシュが学校生活をかけて勝負する方が問題、魔法が使えるのと使えないのじゃ明らかにマッシュが不利
いくら筋肉があるからって流石に箒は乗れない…
と思っていたが、マッシュは目に見えないほどのスピードでゴール地点にいた
今の箒に乗ってたの…?
男の子飛んですらないんだけど…
「てめっ!さてはズルしたな!ありえねぇ!!」
「現実を受け止められないなんて可哀想だな、なんか」
また無自覚に煽ってるし…
「いいよ。さっきの約束も無しで、可哀想だし」
男子生徒がマッシュに殴り掛かろうと言わんばかりに怒りだした時に男の子の口は糸のような者で縫われた
「まぁまぁ騒ぐなって、ごめんごめん失礼な事して。こいつ僕の友達なんだ」
誰…?
あの男の子すっごく怯えてる…友達のようには見えないけどなぁ
「おいあいつキャベルに声かけられてるぞ…」
「絶対目つけられたな、関わらないでおこう…」
ひそひそと話す声が聞こえる
キャベルってあの男の子?
そんなに恐れられてるなんて一体何したの…?
・
・
・
「たまにはいいな、自分で作るのも」
そろそろ話すべきだと思った私はマッシュを探し回っていた。
キッチンからマッシュの声が聞こえてくる
『あのぉ…』
「誰ですか」
『覚えない?前に街でちょっとだけ話した…』
マッシュが覚えてくれていることを願って話す
「あぁ、あの時の…ということは僕が魔法を使えないのもバレて…」
「あばばばば」
『大丈夫!私は魔法局にも誰にも話す気はないから』
「そっか。ありがとう」
『それで…話なんだけど…』
『本当は私…君のお姉ちゃんなのっ!!』
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坦々麺(プロフ) - 夢主ちゃんの発言にヒントがちょこちょこ散りばめられてるので漫画読破して人は分かるんじゃないかなって思います。 (2月21日 21時) (レス) id: 14a944a4f2 (このIDを非表示/違反報告)
坦々麺(プロフ) - レイさん» コメントありがとうございます。夢主ちゃんが二本線なのは出生が関わってますね。ストーリーのネタバレになるので詳しくは言えませんが、作者が二本線の中でも魔力が低いのに本当はめちゃくちゃ魔力多かった!?ってなったらかっこいいなという妄想でもあります。 (2月21日 7時) (レス) id: 14a944a4f2 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 風邪ですか…最近流行ってますよね…早く治れば良いですね!夢主の質問なのですが、何故一本線ではなく、二本線にしたのか教えてほしいです!魔力を隠しているのなら何故二品線にしたのかが気になります! (2月20日 23時) (レス) @page27 id: be2fe8a188 (このIDを非表示/違反報告)
坦々麺(プロフ) - meeさん» コメント嬉しいです。meeさんもお大事に! (2月20日 6時) (レス) id: 14a944a4f2 (このIDを非表示/違反報告)
坦々麺(プロフ) - ユカさん» コメントありがとうございます!早く治せるように頑張ります。 (2月20日 6時) (レス) id: 14a944a4f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:坦々麺 | 作成日時:2024年2月5日 23時