君を探して三千里【マッシュル-MASHLE-】

君と私の学校生活 ページ5

バキィ！



そんな音で目が覚めた


頭の中でずっとマッシュの結婚のことについて考えていて周りが見えていなかったみたいだけど。




この状況は何？？

なんでマッシュがルッチ先生の杖折ってるの…？




「黙れ！！お前らの言うことなんか！！！」



「静まれ！」




威厳のある声が発せられた瞬間にさっきまでの光景がなかったかのようにしんとしていた



「今から最終面接を始めるこれより先はワシが試験を監督する」



「校長…！何故ここに…」



「ルッチよ、お前は後でワシの部屋へ来なさい」



「か、かしこまりました」





マッシュがどうなったか不安を感じつつ私の試験は合格という結果に終わった







・
・
・

「今日は最も基礎的な鍵を開ける呪文を学びましょう」
「鍵を開けるイメージを魔力で送り込みます。オプティアース。では実際にやってみましょう」





『オプティアース』



呪文を唱えると鍵が開く
思っていたより簡単でよかった…


マッシュはどうするんだろう。と、気になって左斜めをチラッと見れば力技で鍵を壊していた






それでいいの…？

先生めちゃくちゃ怒ってるよ…





・
・
・


私の部屋は…


あった！


と、思ったらマッシュのお嫁さんと鉢合わせた




『もしかして、貴方もこの部屋…？』



「はい、私はレモン・アーヴィンです。これからよろしくお願いします」



『私はA・ラナンキュラスこれからよろしくね』



ひとまず礼儀正しい子でよかった




『レモンちゃん、マッシュと結婚するって本当？』



「Aちゃんマッシュ君のこと知ってるんですか？一体どんな関係なんですか！？」



流石にこの言い方はまずかったかもしれない



『私は…マッシュの生き別れの姉だよ。訳あって本人にはまだ伝えられてないけどね』



「ということはお義姉さんですね！？」



『お義姉さん…』



ちょっと嬉しいかも…





その後もレモンちゃんとの会話を弾ませ、友達になることができた







レモンちゃんにならマッシュを任せてもいいかもしれない

君と私の本当の関係→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す